2008/06/18

平尾先生に改めて敬服…所詮〃雑文書き〃じゃんば

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

「火曜日は何かちょっと嬉しい…」という宣伝文句に誘われて有家のジャスコまでやって来たが、格段に嬉しいこともなく、ミスタードーナツでパソコンに向かっている。

本欄も今日で、晴れてめでたく(?)365回目である。確か、2年前の7月1日付から書き始めたので、ほぼ2日に1回のペースで書き進めている計算が成り立つ。

もとより〃雑文書き〃を自認している。一部から「文章にまとまりがない」とか「下手糞だ」とか言われているようだが、要らぬお世話である。「文は人なり」と言われるように、森本元成さんや宮崎和子さんの域に達するまでにはまだまだ多くの〃人生経験〃を要するのだ。

まあ、これなど一種の〃開き直り〃だが、そうでもしないことには、やってられない。ただ同時に、自分なりに反省もしている。本当に。

その点、昨夜放送の「ターニングポイント」(第7回)に出演して下さった島原文化連盟元委員長の平尾勇さんには、自ずと頭が下がる思いだ。「知の巨人」にして謙虚なのである。

普段から親しくしていただいているが、長崎大学の「学歌」を作詞されたという実績はつゆ知らず、島原高校勤務の傍らに最難関の「公認会計士」の国家試験に合格された経緯も改めて知った次第。

加えて〃愛妻家〃である。亡きみさお夫人の思い出を語られる際に、声を詰まらされるご様子には、こちらが面食らう程だ。

番組の中でも話されていたが、みさお夫人は抜群の〃記憶力〃の持ち主だった。生前、何度か取材をお願いしたことがあるが、生まれ育った杉谷・折橋地区のことに関しては石垣、生垣、木々の一本々々まで鮮明に覚えておられた。

また、他人様とはちょっと変わった名前である小生の長男のこともよく覚えていて下さって、「○○ちゃんは随分と大きくなったでしょう」と、微笑まれていた姿が懐かしい。

そうだ。「ちょっと嬉しいこと」を思い出したぞ!!日曜日に三男から「父の日」のプレゼントをもらったのだ。中身は何の変哲もないトランクス型のパンツが一枚。

いかにも面倒くさそうに渡されたが、心の中で感涙にむせた。デザインが素晴らしい。赤塚不二夫先生の不朽の名作「天才バカボン」なーのだ。

自己弁護なのか、親父への励ましなのか知らないが、股間の部分には「これでいいのだー」のメッセージ。ひょっとして仏教的な〃悟り〃では!?(そんなバカな!!)

所詮、雑文書きのバカ親父である。井の中の蛙である。それでも日々の暮らしの中に、ちょっとした喜びを見つけては、力ない笑いを浮かべながら生を営んでいる。

手厳しいご批判もあるが、この他愛もない本コラムを支持してくださる方もおられるようだ。もう少しだけ続けてみよう。