2008/06/20

気分はハムレット…喫煙続けるか、それとも…

-(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守-

一昨日「福岡」、昨日「東京」、そして今日は朝一番の飛行機で「島原」までトンボ帰り。体力的な疲労はまったくと言ってよいほどない。今朝も歩きこそしなかったが、5時前にはしっかり起きた。

そう言えば、一昨日は散歩の途中で雨に遭った。姫松屋の辺りでにわかに雨脚が強まってきたので、堀端の桜の下でしばしの〃雨やどり〃である。

一瞬、軒下を借りようかとも思ったが休憩の合間に煙草を吸うので、殊勝にもご遠慮申し上げた。

さて「煙草」と言うと、最近では「タスポ」(身分証明カード)の話題で持ちきりである。とにかく、これがないことには自販機が相手にしてくれないので、まったくもって始末が悪い。

このタスポの導入で、〃対面販売〃のコンビニ等のお店では売上げが増えているというから、皮肉なものである。言われてみれば、確かにそうだ。いちいち自販機前でカードを取り出すのも面倒であるから、まとめ買いするのも当然と言えば当然である。

大概の流行モノは東京から田舎へとやってくる。それが普通の流れだが、タスポの導入はまったく逆だった。まず、鹿児島、宮崎が3月からスタートして、我が長崎県はそれから2カ月遅れ。東京エリアはやっと来月から始まる。

どうして東京が遅いのか不思議だが、そうしたシナリオだろうから、別段悩む必要もあるまい。そんなことより悩ましいのは、新規の「価格設定」に関する話題である。

愛煙家を自認する自民党幹部の一人が「一箱千円説」を打ち出した、と聞いてビックリである。すでにイギリスなどではそれに近い値段だというから、あながち根拠のない話ではなさそうである。いやー、そうなったらどうしよう???

「ツー・ビー・オア・ノット・ツー・ビー」 - 。「吸うべきか、吸わざるべきか、それが問題なのである」。そう、ハムレットのような心境だ。確か、この名文句を最初に日本語に翻訳したのは坪内逍遥翁で、「在るか、在らぬか…」ではなかったか。

いやいや「一箱千円」など、決して「在ってはならない!!」価格である。本当に頼みますよ、先生方。政治的な駆け引きを考える余り、地道な愛煙家を無慈悲に〃ケム〃に巻いてもらっては困りますよ。

ところが一方で、最近では「禁煙療法」が「保険」の対象になったとも。先日久しぶりに会った県職の友人が、何やら風邪薬のようなタブレット(錠剤)を自慢げに見せてくれたことで知った。

氏によると、この薬を飲みながら最初の2週間は喫煙していいのだそうだ。値段は1クールで〆て「1万8千円」。高いと見るか、安いと見るか、微妙に見解が分かれるところ。

さあ、どうなさいます、愛煙家の皆さん。