2008/07/08

1日で3キロの大減量…山々は〃生気〃で溢れている

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

あれよ、あれよ…という間の「梅雨明け宣言」だった。そして7日はご存知「七夕」(たなばた)。色んな番組で薀蓄(うんちく)を垂れられているようなので、ここでは割愛する。

ただ、朝起き抜けに寝ぼけ眼の三男(高1)が「今日は七夕か…」と意味ありげな笑いを浮かべて、サインを送ってきた。聞くと、小学1年生の頃の七夕飾りに「お父さんとお母さんが離婚しませんように」と書いたのだそうだ。

それは、それは大変ご心配をおかけしました。でも、その当時、そんなに〃夫婦仲〃が悪かったっけ。一切〃記憶〃に残っておりませんけど…。

ところで、7日夜に予定していた『ターニングポイント』は、前もってお知らせしていたように、お休みさせていただく。理由は東京からのお客様だ。

総務省の「ICT地域活性化ポータル」が発表されたその日に、島原モデルの「広域無線LANシステム開発」に取り組んだ当事者同士が出会うことになろうとは、天の神様も粋な計らいをするものだ。

神様と言うと、これもまた神様のおかげだろうか?何とわずか1日で体重が3キロも減ったのだ。直接の要因は日曜日の雲仙登山の〃成果〃だが、目減りした体重計を眺めていると、何かしら〃天の配剤〃を感じないわけにはいかない。

吹越から妙見岳、そして普賢岳。5時間強にも及ぶ強行軍ではあったが、現実に成し遂げてみると、充実感でいっぱいだ。

普賢岳には平成9年4月29日の「山開き」以来、実に11年ぶりに登山した。率直に言って、あの時よりむしろ今回の方が〃楽〃に感じた。

年齢的なものを考えても、体重の増加ぶり(10キロ以上)を勘案しても、不思議の一言であるが、これは紛れもない〃実感〃である。ここにきて〃老人力〃が付いてきたのだろうか?

それにしても、自然の営みの何と奥深いことか。鳥の鳴き声一つとっても、森林の中で聴くさえずりは一味も二味も違う。

間近に見るヤマボウシの群落も鮮やかだったし、山アジサイの可憐な花びらも捨て難い。フー、フーと息を切らして歩きながらも、山全体から〃生の息吹〃を嗅ぎ取ることができた。

普賢の山頂から眺める360度のパノラマには息を呑んだ。湯島(談合島)は言うにおろか、天草の島々、八代沖の不知火海までクッキリと望めた。

数万年ぶりの造山活動で現れた、日本で一番新しい山「平成新山」は、まさに〃指呼の間〃。山頂付近の水蒸気の噴き上げも手に取るように確認できた。

「あざみ谷」経由で辿り着いた仁田峠では韓国からの旅行団と出会った。カメラのシャッターを切ってあげたりして友好促進に努めたが、山に向かって「アンニョンハシムニカ」と叫んでいる姿には違和感を覚えた。そこは、やっぱ「ヤッホー」でしょうが!!