2008/07/26

母親が言葉遣いの先生…「老廃物の塊」とのご指摘

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

「憮然とする」「檄を飛ばす」等々の本来の意味を問う文化庁国語世論調査の結果がまとまった、という(25日朝日1面)。

それによると、言葉遣いの過ちを正してくれるのは、いずれの世代でも、父親より母親の方が圧倒的に多いそうだ。

冒頭の慣用句について、同じ質問を弊社スタッフにしてみたら、案の定というか、「憮然」の意味を「ふくれっ面」と履き違えている向きが殆んどだった。

恥ずかしながら、筆者自身もその類いで、まったくもって面目ない。正解は「失望してぼんやりとしている様子」のことだ、という。ここは素直に、一つ勉強になった。

商売柄、言葉遣いに関しては人一倍気をつけているつもりだが、正直知らないことだらけである。まあ「言語学者」でもないのだから、そう気にする必要はあるまいが、テレビ放送等で女子アナが「感動」表現として「もう鳥肌が立ちました!!」などと言っているのは許せない。

先日もテレ朝のスポーツ担当アナが「全英オープンゴルフ」の中継番組で、この過ちを犯していた。敢えて正解は伏せるが、プロである以上は、正しい〃語法〃で伝えていただきたいものだ。

ついでで恐縮だが、「~的」という言い方も鼻につく。数年前から「自分的には…」などと使用されているようだが、何となく馴染めない言い回しだ。

それより、一昔前にCMか何かのきっかけで流行った「名詞+ドゥ」の表現の方が、まだユーモアがあって良い。例えば「煙草する?」といった具合に。

ところで、昨晩も良く飲んだ。ただしハシゴ酒はせず、「どうしても島原温泉に入りたい」という遠来客の要望を受けた形で、小涌園の大浴場に案内した。

筆者は、待ち時間を利用して「台湾式フットマッサージ」なるものをやってもらったのだが、これが頗る気持ち良かった。

時間にして20~30分のコースだったと思うが、最初のうち飛び上がるほど痛かったものが、筋肉がほぐれるに従って、変な意味ではなく〃快感〃に変わっていくのだ。

「お客様、随分と『老廃物』が溜まっていますね」。「へー、そう。若いつもりだけど…。痛っ、痛ーい」。浴衣がけの隣の男性客も時おり〃奇声〃を発していた。

サービス完了とほぼ同時に、遠来の二人連れも風呂から上がってきた。「あー、気持ち良かった。最高ですね、島原は」。まるで自分の事のように嬉しくなって、「朝風呂はもっと素晴らしいですよ」と答えていた。

帰りのタクシーの中で、数年前に満99歳で普賢岳登山を果たした老人の話題になった。以前にも書いたと思うが、その遠来客の叔父に当たる人物だ。

「今年で百三歳になりますが、まだまだ元気ですよ!!」。心の中でさらなる〃研鑽〃を誓って別れた。