2008/07/30

ヤギVSヒツジの決闘…飽くなき〃食欲〃に脱帽!!

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

暑さにかまけてさぼっていた事務所前の「花壇」の植え替えがやっと終わった。1本38円の日々草がにわかに勢いを取り戻し、道行く人々の目を楽しませてくれている。

音無川を挟んで斜向かいの屋敷跡では、ヒツジが2匹、のんびりと草を食んでいる。昭和30年生まれの筆者の干支は「羊」。

ついでに、血液型は「A」。そして星座は9月生まれの「乙女座」。ここまで書くと、いかに自分が平凡で弱々しい存在であることか、と改めて認識する。

巷では「血液型」の本が良く売れている、という。確か日本人で一番多いのは「A型」だったが、その比率は国によって大きく異なる、という。

ちなみに、我が家は家族全員が違う血液型だ。それにならってか、愚息3人の性格も各自それぞれ。傍から観ると、これがなかなかに面白い。

ところで、動物にも血液型はあるのだろうが、それはどういった影響を及ぼすのであろうか。例えば、同じような格好のヤギと、ヒツジの違いは?

先週末、シバザクラの整備予定地で、改めてシゲシゲと見比べてみた。同じような餌を食べているのだろうが、ヤギは随分と痩せて見える。

一方、ヒツジは毛で覆われているせいもあろうが、どちらかと言うと、フックラとした感じだ。けど、脚は細い。

一緒に汗を流した島原振興局の職員さんによると、ヒツジよりヤギの方がしっかりしている、という。その証拠に、ヒツジは斜面をドテッと滑り落ちるが、ヤギは四肢を使って上手に下ることができる、と。

昨夜、「ターニングポイント」に出演してくれた同局々長の濱本磨毅穂さんが「ヤギ対ヒツジ」の〃決闘〃の模様を面白おかしく語ってくれた。

それによると、ヤギはドーンと一発〃頭突き〃をかませた後で、威嚇するように立ち上がって構える。これに対し、ヒツジは前脚でヤギの頬っぺたをペタペタと叩きにいくのだそうだ。

何とも緊迫感にかける〃八百長〃のような戦いぶりだが、話を聞いただけで自然と笑いがこみ上げてきてしまう。それより、一回は観てみたいものだ。

だが、なにより驚くのは、双方の飽くなき〃食欲〃である。搬送車両から降りるや否や、もうその辺の葉っぱをムシャムシャ。「ご立派!!」と言うしかないほどの健啖ぶりだ。

そして、よく鳴く。「メー、メー」と甘えたような口調で媚を売る。もともと同種の類いだから、ついつい情けも湧いてこようというものだ。

先日も川向こうから鳴き声が響いてきた。管理者の奥様に案内されるままに近付くと、鉄格子に首を挟まれまま泣いていた。

その場は無理やり押し込んで取り繕ったが、よもや同じ失敗を犯さないだろうか、と水撒きをしながら気がかりでならない。