政治家の〃顔〃に注目…キムタクは15年連続No.1!!
‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
福岡出身の麻生太郎氏が挑戦4度目にしてついに総理の座を射止めた。新内閣の顔ぶれも出そろった。
毎度のことながら、翌朝の新聞一面は各紙とも顔写真付きの閣僚一覧表を掲載している。今回は途中で政権を放り投げた前首相へのあてつけか、早稲田出身者はゼロ。
1面記事の顔写真はまるで証明写真だ。そこへいくと、社会面のそれは新大臣の〃素顔〃が透けて見えて面白い。さしずめ今回の新内閣の〃顔〃は、戦後最年少の34歳で入閣を果たした少子化担当大臣の小渕優子さんだろう。
父は総理在任中に病に倒れた小渕恵三氏。内閣官房長官当時、ニコニコ笑顔で「平成」の元号を公表したことで知られる、あの〃オジさん〃だ。優子さんはその次女。
25日付けの日経社会面では、笑顔での記者会見の模様を大きく紹介しているが、失礼ながら、何とも可愛らしい。自身が昨年秋に長男を出産したばかりだというから、〃適役〃だと言えよう。
良くは知らないが、まだ政界のけがれを知らない〃フレッシュさ〃を感じる。見ようによっては、子供たちに人気が高いアンマンパンようでもある。
「人は見た目が9割」と言われるが、政治家にとってはそれはある意味〃生命線〃でもある。決して顔の造作だけの問題ではない。全体から醸し出す雰囲気が大切なのである。
所属政党の命令か本人の希望かどうか知らないが、最近はテレビに出たがる女性政治家も多い。語弊があるので誰とは言えないが、事実「お前さんは一体鏡を見たことあるの?」とでも言いたくなるようなご仁もいる。
まあ、「蓼食う虫も好き好き」でもあるし、「ヘン自分のことは棚に上げて、何を」と逆ネジを食らうのがオチだから、もうこれ以上は言わない。
ところで、カッコイイ男がもてるのは、「優秀な因子を将来にわたって残そう」という女性に備わった〃本能〃なのだそうだ。言われてみれば、「確かに」と納得しないわけでもないが、逆の〃仮説〃も十分に成り立つのではないか。
女性誌「アンアン」のアンケート調査で、キムタクが15年連続で〃人気ナンバー1〃だとか。結婚して子供もいるのに、まったくもってスゴイ!!
我々の世代の男性アイドルの代表格は郷ひろみだったが、だいたいにおいて〃追っかけ〃をしているのは、野暮ったい女性が多かったように思う。
そうか、彼女たちは〃本能〃の赴くままに生きていたのか…。それはそれで〃正直〃でよろしい、と申し上げたいが、いずれはそれも萎(しぼ)んで、収まる所に収まるのが人生というもの。
そんな思いで、改めて同窓会の記念写真を眺めていたら、全員等しく〃オジさん〃と〃オバさん〃の行列だった。
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