今日はダメな一日!!…南目では〃甘め〃が売れる
‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
何をやってもダメ、という日がある。さしずめ今日は〃そんな日〃。こういう時は〃休む〃に限るのだが、FMの番組を聴いていたら、ゴクさんが「休んだら、調子が狂いますよ」と、妙に説得力のある口調で語りかけてきた。
で、こうやって渋々パソコンに向かっているわけだが、なかなかテーマが浮かんでこない。市長選の話はまだ早すぎるし、自虐ネタも、もう飽きた。
パラパラと新聞をめくってみるが、どれも気乗りがしない。体調でも悪いのか?ひょっとしたら、夏なのか、秋なのか、ハッキリしない気候のせいかも知れない。いつも思うのだが、この季節「ホット」を飲むか、それとも「アイス」にするかで迷ってしまう。
たいがいの自販機はまだ「アイス」ばかりだ。ところが、少々冷え込んだりしている明け方などには「ホット」の方が恋しい。仕方がないので、コンビニまで出かける。
ある大手飲料メーカーの人が言っていた。同じ島原半島でも、地域によって「売れ筋商品」が異なる、と。端的な事例が、南目では「甘めのコーヒー」が良く売れるのだそうだ。
我が社の玄関口に置かれている自販機で一番売れている商品は、はて何?小生が買うのは主に日本茶だが、若手の社員などは、得体の知れない原色のボトルを抱えてきている。
そうそう、自民党の総裁選で思い出した。お茶の「伊藤園」はそれまで小さな会社だったものが、小淵恵三さんが総理になった途端に急成長した、とか!?清涼飲料水としての「お茶」がいつ頃からビジネスマターになったのか知る由もないが、誰が考えても「儲かる商売」には違いない。
昔は「駅弁」を買った時に、売り子さんが半透明のビニール容器に熱湯を注いでくれていた(パックは別渡し)。ある意味、それは〃旅の風情〃の一種でもあった。
ところが、最近は全くもって様変わりだ。缶か、ペットボトルかの違いがあるだけで、極めて機械的に代金と交換される。まあ、合理的と言うか、世知辛いと言うべきか…。
そもそも「お茶」とは一体?日本にその飲み方(煎茶)を持ち込んだのは黄檗宗の隠元禅師と言われているが、余りに日常的になり過ぎて、考えたことなどない人が大半だろう。
勿論、筆者もない。薬効についても全く知らない。ただ、この前、桜町の通りを歩いていたら、一中前校長の大隅謙一郎先生(図書館長)が「入れる」と「淹れる」の違いについてメモ書きを下さった。
「奄」には「おおう」という本来の意味がある。つまり、「淹」とは、「浸す」「漬ける」という行為だ、と。難しすぎて良く解からないが、湯ざましなどをしながら丁寧に立てることを「淹れる」と言うのだろう。
ちなみに、今日のような書き方を、世間一般では「お茶を濁す」という。
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