2008/09/13

もし貴方が市長なら…皆で創ろう〃明日の島原〃

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

11月23日告示、同30日に投開票される島原市長選挙も、「本命」と目される二氏が、11日、12日と相次いで「立候補表明」を行った。

果たして「第三の候補者」が登場するのか…。現時点で知る由もないが、これで「ヤジ馬」的には面白い展開となった。

ただし、である。「市長選」と言えば、「市議選」と並んで、市民生活に最も密着した選挙である。その意味では、「ヤジ馬」根性だけで面白がって、囃(はや)し立てている場合なんかではない。

ましてや「三位一体改革」とやらで、「地方財政の危機」が叫ばれている。地縁&血縁も結構だが、それだけに頼っていては、古里そのものが衰退していくばかりだ。

ここはひとつ、真剣に!冷静に!かつまた熱く!「島原の将来」を考え、行動しなければ!!

立場上できることはただ一つ。候補者の人となり、能力、経歴、政策(マニフェスト)などを、一人でも多くの市民の方々に、公平公正にお知らせするだけである。

唐突だが、両候補予定者の会見等での話を聞いていて感じることがある。それは「市政運営」=「経営」という表現を繰り返し使っていること。

さて、「経営」の話で言えば、松下電器の創業者である松下幸之助さんを外すわけにはいかない。何せ「経営の神様」なのである。

生前、お元気だった頃の「神様」の口癖は、「社員一人ひとりが〃社長〃になったつもりで働きなさい」ということだった、という(PHP出版物より)。

その伝でいけば、市民一人ひとりが「市長」になったつもりで「市政」の事を考える必要がある。なるほど、含蓄ある言葉だ。

ならば、「今、貴方が市長候補者ならば、市長として何をしたいのか」を考えることは、決して「のり」を超えた行為ではない。

否、そうした「声」を的確に吸い上げて「施策」に反映することが、首長の仕事である。予算の〃バラ撒き〃であってはならないし、各種事業には歴史的な視点でもって〃優先順位〃を付ける必要もあろう。

ただし、大概の市民は政治・行政の〃素人〃である。通常の役人や議員の感覚で言ったら、とんでもない〃暴論〃が含まれていても不思議ではない。

要は、そうした玉石混交(ぎょくせきこんこう)のアイデアの中から、何かしらのヒント(情報)を嗅ぎ取る能力が為政者には求められるのである。

行数も少なくなってきたので、そろそろ本題に入ろう。「もし、私が市長なら、市政をこうしたい!!」という論文を本コーナー宛にお寄せいただきたい。

ジャンル不問。ただし、誹謗中傷型はお断り。建設的なご提案をお待ちしています!!