米博物館に「ちきゅう」…早稲田ファンだった毛利さん
‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
元口之津町長の毛利高根さんが5日、亡くなった。83歳だった。何期目かの町長選出馬の際にお会いしたのが初めてだったが、三菱信託銀行上野支店長も務めた経歴からも分かるように、周辺の町長さんとは少し異なる、スマートな雰囲気をたたえていた。
町長職を退かれてからは滅多にお目にかかることもなかったが、何年か前に筆者の母校の機関誌上でその名前を見つけて驚いたことがある。
取材等を通じて卒業生でないことは知っていたので「なぜ?」との思いが先によぎったが、創立125周年の寄付名簿一覧を見ると、確かに「長崎県・毛利高根」とあった。
後でわかったことだが、毛利さんは九州大学出身でありながら、「大の早稲田ファン」ということだった。恐らく、官立にない自由闊達な校風に好感を抱かれていたものと想う。校友の一人として、心からご冥福を祈る。
ところで先日、海洋研究開発機構の小林照明さん(島原市出身)からメールを頂戴していた。弊社の生トーク番組『ターニングポイント』(8月11日放送)にもご出演いただいた、あの海底探査船「ちきゅう」でグループリーダーを務めている方だ。
そこには共同通信と時事通信の「外電記事」が添付されていた。いずれもワシントン発で、「ちきゅう」の模型が「スミソニアン自然史博物館」に設置され報道陣に公開された、とのニュース。
模型の大きさは実物の100分の1で、長さ約二メートル、高さが1.5メートルほどあるという。製作費として約260万円がかかった、とも。
「スミソニアン」と聞いてすぐ原爆搭載機の「エノラ・ゲイ」のことを思い出したが、それは同じスミソニアンでも「航空宇宙博物館」と呼ばれる別の建物だった。
小林さんら関係者の話によれば、日本は「宇宙」開発では米露中などの後塵を拝しているが、地球上のすべての生物の「起源」とも言うべき「海洋」の研究では断然トップを走っているのだ、と。
その遅れている「宇宙」の話だが、たまたま昨日、諫早方面へ車を走らせている途中で聴いていたNBCラジオで「宇宙での結婚式費用は2億4千万円ほどかかる」とレポーターの永松さんが話していた。
番組の中でも「そんなに掛かるんだったら、ウカウカ離婚も出来ないね」などと妙な〃盛り上がり〃を見せていたが、披露宴に呼ばれたら一体全体いくらくらい包んだら良いものだろうか…。
まあ、そんな話は当面あり得ないとして、今月から来月にかけては随分と「祝儀」が続く。家計的には苦しいが、めでたい話はいくらあっても嬉しいもの。しばらくは「飲み」に行くのを止めにしよう!?
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