2008/10/09

日経新聞は黒田さん…木原さん「NHK」に登場

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

昨夜(7日)自宅でNHKの7時のニュースを観ていたら、何と冒頭のシーンで国見町神代出身の木原国夫さん(島高4回卒、東京洋書社長)が、「株価暴落」の問題に関して街頭インタビューを受けていた。

木原さんとは先週上京した際に、銀座の本社事務所を訪ねてお会いしたばかり。しかもその時の話で「僕はよくマスコミ取材を受けさせられてしまうんだよなー」とこぼされていたので、思わず拍手を送ってしまった。

実は、木原さんは小生と面談する前日も読売新聞の取材を受け、その談話の一部が同日の夕刊紙に掲載されていた。「二度あることは三度ある」と言うが、木原さんの場合は、とてもその比ではないようだ。やはり〃銀座〃という土地柄のせいだろうか…。

ところで、マスコミの話で言うと、一昨日(6日付)の日本経済新聞の文化欄を見て驚いた。普賢岳の火山灰を使った装飾品の創作活動に取り組んでいる大分県中津市在住の黒田幸子さん(「クレイアートジャパン」主宰)の特別寄稿文が掲載されていたのだ。

小生もこれまで幾度か取材等でお会いしたことがあるが、とてもチャーミングな妙齢のご婦人である。島原との係わりはすでに15年以上も前から。今では5つの教室を開き、月に一、二回は泊りがけで来島されている、という。

しかし、つくづく考えるに「島原」とは何と恵まれた土地柄だろう。木原さんらの郷土出身者は何くれとなく面倒を見て下さるし、黒田さんにしても、一切〃無縁〃の立場ながら、片道4時間もかけて駆け付けて下さっている。

こうした動きを〃当然〃とでも捉えようものなら、それは大間違いである。誰だってそれぞれの生活拠点があるし、いかに郷土、被災地とはいえ、〃限度〃もあろうというものだ。

ここは一つ素直に「有難い」という感謝の気持ちを抱いて、真摯に「自活の道」を切り拓いていくべきである。同時に、他の被災地や海外の最貧国等への対応も忘れずに!!

ところで、今朝(8日付)の各紙を見ると、6年ぶりのノーベル賞受賞記事が一面、社会面ともに大きく取り扱われている。その傍らには、緒形拳さんの訃報記事。さらにその脇を固めるように「長崎くんち」が続き、福岡県職員による収賄事件も載っている。

昔から「新聞は社会の木鐸(ぼくたく)」と言われて久しいが、IT全盛の現代においても、本質的には、その役割は変わらない。嬉しいこともあれば、悲しいこと、腹立たしいこともひっきりなしに続く。それが「世の中」というものだ。

昨夜の7時のニュースの途中で「ただいまー」と帰ってきた愚息に「おい、ノーベル物理学賞が一遍に3人もばい!!」と言ったら、「じゃ、僕は平和賞でも狙うかな」との答え。まあ、外れてはいないけど…。