2008/11/05

FM開局まもなく1年…10日は「エレベーターの日」

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

月末寡金僕貧々。何とか〃苦境〃を乗り切り、いよいよ新しい月が始まった。よーし、仕切り直しの霜月(11月)だ。

毎年、この時季になると気ぜわしさを感じる。CATVの決算に加えて、新聞の新年号の企画・取材等の足音も近づいてくる。昨年からは、FM事業にも手を染めているので、その度合いはいや増す。

ただ、「忙」の字は「心を亡くすこと」とも言う。気をつけねば!!

早いもので、「FMしまばら」がスタートして、早1年が過ぎようとしている。開局記念日は、大好きな宇崎竜童・阿木燿子夫妻が経営しているライブハウスの名にあやかった。

「ノベンバ・イレブンス」(11月11日)。1の4つ並びという数字は、本社を置くNTT島原ビル(白土町)の地番でもある。

ところで、この日が他にどんな「記念日」なのかネットで調べてみたら、出るわ、出るわ…本当にぶったまげてしまった。

固いところでは、第1次世界大戦が終結したことにちなんで、欧州各国では「世界平和記念日」で祝日になっている。

国内に目を移すと、「公共建築の日」「配線器具の日」「電池の日」…。まだまだあって「ジュエリーデー」「ピーナッツの日」「チーズの日」「サッカーの日」「くつしたの日」「おりがみの日」「西陣の日」「下駄の日」「鮭の日」など。

面白いところでは、食べ物バージョンがあって「ポッキー&プリッツの日」「もやしの日」「きりたんぽの日」なども。これらはいずれも、「1」が林立しているという〃形状〃に由来しているのだそうだ。

ところで、「十一」という字は「士」にも通じるということで、子どもの頃に「二(に)、四(し)、六(む)、九(く)、士(さむらい)=小(しょう)の月」という語呂合わせを教わった方も多いのでは…。

もちろん〃逃げ月〃と呼ばれる「2月」の短さは別格としても、わずかに「1日」足りないだけで、時の流れに対する感じ方は随分と異なるものだ。

「一を聞いて十を知る」「一寸の光陰軽んずべからず」…。「一」にまつわる言葉は枚挙にいとまがないほどだが、今月末(30日)の島原市長選挙までいよいよ「ひと月」を切った。

まさしく「一票の重み」が問われる〃激戦〃が繰り広げられるわけだが、候補者が何人立とうとも、当選者は「一人」きりだ。その方は「ナンバー1」でもあるし、また「オンリー1」でもある。

「この児(こ)は将来、選挙に出るであろうから、名前は出来るだけ簡単に『一』(はじめ)にしようか」といった〃笑い話〃もあったが、事はそう単純でもなかろう。

さて、公開討論会が「10月11日」に予定されているようだが、その日はちょうど「エレベーターの日」。果たしてどちらの評価が上がるのか!?