「チボリ公園」近く閉鎖…マニフェスト討論会を生中継
‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
本当に久方ぶりに岡山県倉敷市を訪ねた。途中、JRの切符を失くしてしまうというハプニングもあったが、マスカットの街はやさしく迎えてくれた。
同業の社長さんが予約してくれたホテルは大原美術館などがある「美観地区」の入口にあった。建物の高さ制限があるのだろうか、随分と古びた低層の造りだった。
それでも〃由来〃を聞いてビックリ。設計者の名前は聞きそびれたが、過去に「日本建築学会賞」にも輝いた、由緒ある建物なんだそうだ。吹き抜け廊下を渡りながら眺める大型絵画は棟方志功作と伺って、二度目のビックリ。
ただ、着いたのが夜で、翌日は早朝からの打合せだったので、すぐ裏手にある大原美術館の訪問は叶わなかった。残念!!
仕事の話はさておくとして、三度目のビックリは、15年ほど前に鳴り物入りでオープンした「チボリ公園」が今年いっぱいで閉鎖されてしまう、という残念なニュース。
いわゆる「大型テーマパーク」の一つだが、北欧(デンマーク)の公園のコンセプトを、そのまま日本の地方都市に持ち込もうとした「構想」そのものに問題があったのだろう。この話は敢えて「他山の石」ということで - 。
さて、本物の「チボリ公園」に一度だけ行ったことがある。もう30年近く前の前職時代(ツアコン当時)の話だが、いやいや〃冷や汗もの〃のチャレンジであった。
通常は決められた「旅程」に従って引率すれば済むのだが、その頃は「何でも見てやろう!!」の精神で満ち溢れていたから、数時間の乗り継ぎ時間を利用して果敢にアタックした。
移動は路線バス。「まじ、大丈夫?」というお客様各位の心配の声に対して、「任せなさい!!」の一言。言葉も通じないので内心ドキドキしていたが、結果は大成功!!皆さん、大いに喜んでいただいた。
そうした「経緯」もあったので、是非その「エピゴーネン」とやらをこの眼に留めておきたい、という欲望も湧いたのだが、今回はいかんせん時間が足りなかった。
さて、ほぼ1週間ぶりに島原に帰り着いてみれば、早くも明日はFMの開局1周年記念日。本日夜に予定していた「ターニングポイント」は、告示が間近に迫った島原市長選挙の「マニフェスト討論会中継」へと急きょ切り替えになった。
近頃はこの種のイベントや事前調査が地方都市でも大流行のようで、昨夜は「日本シリーズ」が盛り上がっている最中に、訛りのある声でアンケート電話がかかってきた。
結果は西武が晴れの「日本一!!」に輝いたが、次期WBC監督に決まっている巨人の原監督の心情は複雑だろう。そう言えば、かつて本命だった星野さんの出身地は倉敷だった。
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