2008/11/24

市長選がスタート…志高く正々堂々の勝負を!!

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

奇しくも今日、22回目の結婚記念日(23日)は、島原市長選挙の告示日と重なった。前日が語呂合わせで「いい夫婦の日」だそうなので、「さしずめ今日は『いい夫妻の日』か?」と口走ったら、即座に家人が「フン!!」。いかん、言うんじゃなかった…。

それより何より、23日は「サンクス・ギビング・デイ」。そう「勤労感謝の日」である。元をたどれば、戦前の「新嘗祭」に由来するが、戦後に制定された祝日法によれば、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあうこと」が、その趣旨だという。

それとこれは日経新聞の1面コラム『春秋』の受け売りだが、23日は「いい文(ふみ)の日」でもあるそうだ。「だったらいっその事、13日を『いい父さんの日』にすればいいのに」と、また余計な口出しをしたら、次は息子から冷ややかな視線を浴びた。

さて、市長選の火蓋が切って落とされた。いずれも「新人」同士の一騎打ちで、現時点で勝敗の予測はつけようもない。果たして、どちらに凱歌があがるのか?すべては4万余の有権者の選択に委ねられている。皆に等しく付与された大切な「参政権」の行使である。慎重かつ冷静な判断を求めたい。

しかし、一部では、すでに選挙後を睨んで見え透いた「営業活動」が繰り広げられているとの情報も聞くとはなしに入ってきた。ここは一つ、両候補ともに、清廉潔白なる姿勢で、志高く「正々堂々の勝負」に挑んでほしい。

ところで、弊社では開票翌日の12月1日(月曜日)に「新市長」をスタジオに招いて、特別企画の『ターニングポイント』(19時~20時)を放送する予定でいる。すでに「出演依頼書」を提出済みだ。乞うご期待!!

ついては、同番組内で「新市長」「新市政」への質問・要望・メッセージ等を紹介したい、と考えている。ふだんの暮らしの中で、或いはまた選挙期間中に強く感じたことなどをメールやファクス等でドシドシお寄せいただきたい。

一方で、市議補選の方は元職以外に候補者がなく無投票で当選が決まった。果たして、これは何を意味するのか?とどめなく噴出する鼻水をすすり上げながら、少し考えてみた。

もちろん、不定見極まりないことは十分承知の上だが、端的に言ってこれは、市民と市政の間にはびこる「距離感」の問題に他ならない。「今さら何を言っても」「所詮、我々とは無縁の世界」…。

社会全般にそうした「空気」が漂っているとすれば、それは大きな問題である。繰り返すが、「選挙」とは「参政」である。もっと前向きに「島原の現実と未来」を考えよう。

いずれにしても後1週間足らずで「新市長」が誕生する。市民一丸となって新しい島原を!!くれぐれも「棄権」は論外ですよ。