伊達と杉山の共通点…朝青龍は「悪役」でいて!!
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
クルム伊達公子と、杉山愛。さて、二人の共通点は何か?と考えたら、世界の女子プロテニス界で活躍する日本人という以外にもう一点あった。
エクボである。漢字で書くと「靨」。諺では「痘痕(あばた)も靨」や「靨は七難隠すなど」などがあるが、エクボが嫌いな人はそうおるまい。
第一、可愛らしいではないか。多分これは「当て字」だろうが、パソコンのキーボードを叩いていたら、「笑窪」という表記も見つかった。
「笑う門には福来る」とも言う。やはり「笑顔」は大切だ。苦虫を噛み潰したようなシカメ面の人間には、「耳寄りの話」などは舞い込んで来ないだろう。
悲しい顔には、エクボは似合わない。にっこり微笑んだ際にふと目にする、その小さな〃存在〃に、人は安堵するものだ。
どうでもいい話だが、伊達公子は名前の頭に「クルム」が付く以前から〃ファン〃であった。強いばかりでなく、両のエクボに代表される愛くるしい表情が魅力的だったからだ。
外国人レーサー(ドイツ人?)と結婚した時は少々ショックだったが、昨年からのカンバック劇は「お見事!!」の一言。
筆者とは、一回りほども違う世代(いわゆるアラフォー世代)だが、「年はとっても、やればできるんだ」という〃真実〃を実践してくれた姿には、心底敬服している。
その意味でいけば、横綱・朝青龍の「復活劇」も素晴らしかった。場所前の横綱審議会などの「不評」を、持ち前の「負けん気」で吹き飛ばした感があるが、手放しで喜べないのも、この人のこの人たる所以(ゆえん)である。
体の張りや艶は玄人(くろうと)ではないので分からないが、2年前の島原場所で一緒に記念写真におさまった際に見た肌艶は実に美しかった。ただ、その立ち居振る舞いに、ある種の「傲慢さ」を如実に感じ取ったのも事実だ。
大相撲が国技である以上、最高位の横綱に「品位」や「品格」が求められるのは、当然と言えば当然のこと。ただ強ければいい、というものではない。
今回の優勝インタビューでは、今までよりは少し殊勝な言葉も吐いたようだが、今更その〃売り〃を変える必要もあるまい。
「悪役」のままでいい。何の世界にも「ヒーロー」(英雄)と「ヒール」(憎まれ役)がいて、そのぶつかり合いに、観衆は熱狂し、大きな拍手を送る。
では、もう一人の横綱・白鵬が「ヒーロー」かということになるが、どう贔屓(ひいき)目に見ても、それは無理だ。何故なら、日本人でないからだ。
大相撲ファンなら誰しもそう思っているはず。「早くモンゴル勢をなぎ倒すような日本人横綱が誕生しないかなあ…」と。できたら、エクボが素敵な!?
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