2009/03/24

ん?博多風皿ウドン…回転すしで酒は出すな!!

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

貧乏暇なし。平日も休日もなく、日々仕事や雑事に追いまくられている。唯一の楽しみは「食事」である。さーて、お次は何を食べようか?終わった端(はな)から次なるメニューに思いを馳せる毎日だ。

先日も福岡市内へ所要で出かけたが、本来の用事もそこそこに「昼に何を食べるか」で頭を悩ませた。天神近くの駐車場に車を置いて周囲を一巡り。ふと、瀟洒な造りの中華レストランが目に留まった。

「ん?博多風皿ウドン」 - 。サンプルを見るだけでも実に美味そうに想えたので迷いなく入った。店内は清潔で、雰囲気もなかなか良い。値段も安い。

内心「正解!!」と小躍りして注文した。頼んだのはランチセット(牛肉&ピーマン)と皿ウドン、それにシューマイを少々。

手始めに明太子入りのシューマイを食したが、これが見かけ倒れのシュパシュパ風味。その点、エビと肉は〃正統派〃の味わいを保っていた。

ランチの味もまともで、いよいよメインディッシュの「皿ウドン」へと箸を延ばしたが、口に入れる前から何かしら〃違和感〃めいたものが…。

違う!!「皿ウドン」ではない。こっ、これは「焼きウドン」ではないか。一瞬、裏切られたような気もしたが、何ともこれが美味なのだ。もちろん〃完食〃した。

ところで、「焼きウドン」発祥の地は北九州の小倉ではなかったか?関門海峡を挟んで山口の「瓦そば」との〃対決〃もあったはずだが…などと馬鹿げたことを考えているうちに、さっさと空き皿を片付けられて、お仕舞い。

腹ごなしに近くの界隈を散策。おや?こんなところに神社がある、と思って参拝したら、かの有名な「警固(けご)神社」だった。この後、ロフトと丸善をのぞいて帰途に。

途中、金立のサービスエリアで一服。と、何やら怪しげな女性の3人連れが近づいてきて「タバコの味を変えてみせる」と両手をかざしてきた。憤然として席を立つ。

諫早に辿り着いた頃には、もうとっぷりと日も暮れていた。このまま走れば家で晩飯ということになるが、一瞬迷った挙句、回転寿司に寄ることに。

待たずに食べれるとばかり信じ込んで入ったのだが、あにはからんや、20名ほどの順番待ち。トイレに行くふりをして中の様子を探ってみたが、皆さん日曜日の夕餉ということで、ゆったりと寛いだ様子。

30分以上が経った。が、席を立つ人はまばら。たまらず、隣人との会話が始まる。「まだ、良か方ですよ。私たちゃもう3軒目ですばい…」。

なるほど、上には上がいるもんだ。ただ、この点だけは見解が一致した。「回転寿司でアルコールを出すな。それが原因で客は長居するのだ!!」と。