2009/03/27

『つばさ』放送開始!!…サンディエゴからメール

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

いよいよ来週月曜日(30日)から、新しいNHKの朝の連続ドラマ『つばさ』がスタートする。主演は多部美華子。進境著しいニューヒロインの誕生だ。

物語の舞台は「小江戸」の異名を持つ、蔵の街、埼玉県川越市。多部の役どころは、地元のコミュニティFM放送局に勤務しながら、「地域おこし」にも取り組んでいる、老舗菓子屋の跡取り娘。

中村梅雀をはじめ、高畑淳子、吉行和子らが「家族役」として脇を固めるほか、西城秀樹、手塚理美らも久々のテレビ出演。ストリーそのものは見てからのお楽しみ…。

ところで、コミュニティFMと言うと、何かしら「地元限定放送」といった先入観を抱きがちだが、インターネットの時代においては、必ずしもそうとばかりは限らない。

何を隠そう、我が「FMしまばら」でもすでに、世界へ向けて「生の情報」を発信しているのだ。その証拠に先般、アメリカ在住の島原出身の方からメールを頂戴したばかりだ。

その方は現在、カリフォルニア州サンディエゴで暮らしている宮崎弘さん。文面によると、宮崎さんの生家の住所は「中堀町1111番地」。

調べてみると、ナント!!現在当社の本社事務所が入っているNTT島原ビル(白土町1111番地)ではないか。宮崎さんによれば、生家は白土町にある「宮崎印刷所」で、旧電々公社が島原に進出した際に「換地」したものだという。

いずれにしても、これで「FMしまばら」の放送が海外でも実際に聴いてもらっていることが証明された。メールの最後で宮崎さんはこう結んでいる - 。キープ・アップ・ウイズ・ユア・グッド・ワーク。

話は変わるが、人事の季節である。県警を皮切りに、県庁、その他の市町、さらには銀行などと、新聞紙上は無数の人の名前と役職で溢れかえっている。

知っている名前もあれば、知らない人もいる。第三者的に眺める読者と、当人の思いはまったくの「別物」であろう。

『徒然草』だったかに、仕官が叶わなかった家の空気をスケッチした一節があったが、幸か不幸か、筆者の場合は「出世」とはまったく無縁の世界を歩いてきているので、別段「肩書き」には拘らない。

もっと言えば、「役職者」でなくとも、立派な人物はどこの部署(環境)にいても、立派なのである。その点、感心するのは欧米社会の労働者の人々。

どんな立場にいようが、話しかけたら「プロ意識」に徹した答えが必ず返ってくる。その内容は「哲学的」ですらある。

音無川沿いの満開の桜を愛でながら、まだ見ぬサンディエゴに思いを馳せる。彼の地にはサクラはあるのだろうか。写真に収めて送ってあげようか…。