2009/03/25

懐かしいルイベの味…回転寿司はトッピング!?

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

貧(ひん)すれば、貪(どん)する - と言うが、肥(ひ)すれば、貪するものでもある。すなわち、体そのものが〃脂身〃を求めてしまうのだ。

筆者の場合、仕事柄(?)と言うより、各方面から頂戴する〃お誘いの声〃に抗うことはごくごく稀で、大概の夕食は外で摂ることが多い。一昨日も、昨日の晩もそうだった。

それでもメタボなりに体調のことは気掛けているつもりで、最近は仕上げのラーメンやお好み焼きなどは努めて敬遠している。

その掟(おきて)が実行できた時などは、得も言えない達成感を感じる。マラソンの有森裕子さんではないが、時々本当に「自分で自分を褒めてやりたい」と思うことすらある。

自然の摂理で、一晩寝ると腹が空く。深酒をせず節制に努めた翌朝などは体調はすこぶる好調で、食欲にもバイアスがかかる。

洗面を終わって食卓につくと、素直に帰宅していれば前の晩に食べるはずであった〃おかず〃の皿にラップが被せてある。当然、〃自分の権利〃と思ってたぐり寄せるが、突然「待った!!」の声が掛かる。

ここから我が家のいつもの〃バトル〃が始まる。対戦相手は家人の母。「恐ろしか、そん腹ば見てごらん。今月腹(=臨月)んごてしとっとん。朝は漬け物と味噌汁で良かと!!」。

機先を制されて怖気づく筆者。傍らでは、弁当のおかずの余りを美味そうに頬張る三男坊が「それ見たことか」とニヤニヤ。「お父さん、1つやろうか」と軽口を叩いては、母からの〃二次口撃〃に晒されている。お気の毒様!!

ところで、この三男坊の大好物が「鮨」。イクラやウニ、トロといった〃上ネタ〃の類いは別世界のメニューとして端から諦めているようだが、好んで食べるのがサーモン(鮭)。

スーパーの刺身パックでも、他はそっちのけで真っ先に箸を付けているようだから、よほど好きなんだろう。ここから再び昨報の「回転寿司」編の続きに移る。

始めに〃結論〃を言うと、最近はサーモンのメニューが矢鱈めったらに多過ぎやしないか?ドラえもんではないが、「どこでもサーモン」の感すらする。

炙ってみたり、玉葱やマヨネーズを載せてみたりと、その〃節操の無さ〃にはあきれ返る。これはもう「鮨」なんかじゃない。単なる鮨飯上の〃トッピング〃ではないか。

その点、島原小涌園の「手巻き寿司フェア」は衒(てら)いがなく、正直でよろしい。ボリュームだって満点だ。

ところで、サーモンやサンマなどの刺身が九州のような南国でも食べられるようになったのはいつ頃からだろうか?

「流通革命」と言ってしまえばそれまでだが、氷とともにジャリジャリ食った、かつての「ルイベ」の食感が懐かしい。