2009/04/25

希望を持って出直そう!!…〃有名人〃は何と不自由な…

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

上京中のその日(23日夜)、宿泊先のホテル内にあるコンビニを訪ねると、新聞スタンドの大見出しが目に飛び込んできた。

ご存知!!悪名高き「東スポ」1面に派手派手に打ち出されていたのは、スマップ・草薙剛君の泥酔お騒がせ記事だった。勿論、迷わず買った。

記事内容に関するコメントは後述するとして、何より興味を引いたのは日付が「24日」となっていた点。翌日付で発行している日刊紙は島原新聞ばかりと思い込んでいた身にとっては、些かの驚きであった。

図らずも一夜明けたマスコミの対応は、新聞もテレビも判で押したような〃草薙特集〃。NHKの『ニュースウオッチ9』では、記者会見の模様をライブ放映。続くテレ朝の『報道ステーション』もトップに据えていた。

笑ったのは『報ステ』のゲストコメンテーターに友人のK氏(雑誌編集長)が出演していたこと。ゴマシオ頭を撫で付けて生真面目に語っている様子に思わずフキ出してしまった。

しかし、この日彼が出演していた真の目的は、次の特集コーナーにあった、と思う。黒人初の米大統領、バラク・オバマ就任の日(1月20日)に合わせて世界各国のカメラマン(百数十人)に撮らせた千枚にも及ぶスナップ写真のことだ。

K氏によれば、企画のテーマは〃希望〃。「こんな時代に〃希望〃などあるのか?」と訝るカメラマンに対し、K氏は「せめても〃変化に対する希望〃を撮って欲しい」と説得したのだ、という。

番組ではその一部をオムニバス式に紹介していたが、自身が報道畑出身であるだけに十分なメッセージ性が備わっていた。ちなみに、K氏が編集しているのは講談社の『クーリエ・ジャポン』誌。世界各国のメディア(千五百社)が「日本という国」をどう見ているかに力点を置いている。

草薙君の話に戻る。個人的な感想を言えば、そんなに大騒ぎするほどの話なのだろうか。原因を一言でいえば、彼が〃スター〃であった、その1点に尽きる、と思う。

これがお笑い芸人の仕業であれば、これほどまでに騒がれることは断じてない。〃スター〃であるということは、逆を言えば、何と不自由なことか…。

筆者が東京で学生生活を送っていた昔にも、一時期「ストーリーキング」という〃裸のランニング奇行〃が流行ったことがある。知り合いの明治の学生も、早稲田の学生も覇を競うように、夜の街に繰り出して行ったものだ。

今ではその〃愉快な連中〃も立派な(?)社会人として活躍している。ただ、草薙君との決定的な違いは、彼らが〃有名人〃ではなかったこと。

草薙君も存分に反省しているようだし、今回の一件を〃芸の肥やし〃にしてほしい。そう〃希望〃を持って!!