もっぱらカード急増中!!…新たに100局が年内にも
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
早朝の散歩に出かける間際、何げなく朝日新聞をめくってみると、「もっぱらカード」会員の募集広告が、テレビ欄下に出ていた。
一瞬「ギョッ!!」としたが、よくよく思い出してみると、1週間ほど前に知り合いの代理店から〃勧誘〃の電話がかかってきたような気もする。そう言えば最近、めっきり記憶力が衰えてきた。
さて、肝心の「もっぱらカード」の方だが、これがすこぶる良い調子だ。自分で言うのも何だが、スタートから1年強が経過して、自然と市民生活になじんできているようだ。
「○○ちゃんは?」→「持っとる」、「持ってない?」→「信じられなーい」といった、ラジオCM通りの展開になってきた。
一見、何の変哲もないカードである。全部で1万枚を製作して用意しているのだが、今のペースでいけば、どうやら〃増版〃も時間の問題のようだ。
このカードにはクレジット機能も何も付いていない。発行順に5桁の番号が付されているだけだ。
それなのに〃人気〃がある。一体どうしてだろうかと考えてみるが、それは取りも直さず、100件近い「加盟店」個々のご協力のおかげである。
サービス(特典)の内容は店々によって異なる。職種が違うのだから当然と言えば当然だが、「身銭を切ってでも、何とかお客様の心を繫ぎ止めておきたい」という〃熱意〃の程がしのばれるのである。
先週末に東京で開かれた、全国のコミュニティラジオ局で構成している「JCBA」では、盛んに『つばさ』(NHK連ドラ)効果が喧伝されていた。
何より、その凄さは〃数字〃が物語っている。関係者によれば、今年中に全国で約100局が〃産声〃を上げる予定なのだという。監督官庁の総務省ならずとも、まさに『つばさ』様様である。
ただし、経営の問題は別物。二百二十数社と言われている、すでに営業中のほとんどの局が〃赤字〃であることは、良く知られた現実だ。
しかしながら、最も身近で、災害時等に最も役に立つメディアと言えば、やはりこれに勝るものはない。行政にとっても、市民にとっても、要は〃使いかって〃の問題なのである。
有難いことに、カード事業に関しては、順調に伸張して今や「ティッピング・ポイント」を超えようとしている。残る課題は、より地元の皆様に親しんでいただける「オンリー・ワン」の存在になれるかどうか、だ。
いやいや、それだけではない。ケーブルテレビあってのコミュニティFM事業であることを再認識したうえで、次なるステージへと挑んで行こう。
皆様、「カボチャテレビ」並びに「FMしまばら」のこと、引き続き宜しくお願い致します。もちろん、「島原新聞」もですよ!!
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