「勘違い」どころか…沸きに沸いた還暦祝賀会
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
今日(2日)から休みとばかり思い込んでいたら、1日読み違えていた。何だか損したような気がする。「勘違い」である。
ところで、「勘違い」と言えば、先ごろ長崎駅前のホテルニュー長崎で開かれた花滴庵々主、早稲田佳子お姉様の還暦祝いなどがまさにソレ!?
通常、この種の〃主役〃は「赤い帽子」に「チャンチャンコ」と相場が決まっているのだが、我らが佳子姉はワインカラーのロングドレスを纏い、エスコートの男性二人を従えて、まさに〃威風堂々〃と登場されたのである。
思わず「冗談はヨシコちゃん!!」と口走りそうになったが、良く見ると、これが実に様になっているから不思議だ。そう、お姉様は元々〃美人〃だったのだーぁ。
数多いる出席者を代表して祝辞を述べたのは、NHK長崎放送局アナウンス・編成事業部門の副部長の比留木剛史(ひるき・よしふみ)さんと、雲仙市のの奥村愼太郎市長。
比留木さんは長年にわたって歌謡番組を担当していた経験から「早稲田さんには〃大御所〃と呼ばれている小林幸子さんや八代亜紀さんに通じるオーラがある」と持ち上げる一方で、仕事上でのNHKとの深いつながりを披露。
ちなみに、この日の司会進行役は、かつて長崎局に勤務していた白鳥哲也アナ。現在は沖縄局に勤務しているそうで、昼番組の中継先のナントカ島から「1600キロの道程」を駆け付けてきたのだそうだ。
奥村市長の挨拶は毎度のことながら流暢なもの。長年に及ぶ付き合いの中から微笑ましいエピソードの幾つかを織り交ぜ、会場を沸かせた。
筆者などは田舎のオッサンが都会の結婚式に出たような〃場違い感〃を抱いていたが、席に着かれた主役はやさしく声を掛けて下さった。感激!!
隣席の奥村市長は主役のドレスの裾が気になるらしく「踏み付けないようにしなければ…」と、こちらも緊張の面持ち。何せ現職の市長をして「シンタロ」と呼び捨てできるのは、草野壬二郎御大とこの方くらいしか知らない。
余興の中で最大の呼びものは、NHK長崎局が総力(?)を挙げて制作した早稲田佳子の「一大絵巻」。家族の肖像から、若き日の晴れ着姿、果てはオールヌード写真(ただし幼少期)まで飛び出して、会場はヤンヤの大喝采。
さらなるサプライズは、脚本家の市川森一さんが長崎新聞社の阿部成人文化部長とともに急きょ会場入りして、お祝いのスピーチを送ったこと。佳子姉の〃長崎人脈〃の凄さにほとほと感じ入った次第。
ともあれ〃嵐〃のような祝宴は無事終了。NHKスタッフの言葉を借りれば、「暦は還り、さらなる高みへ」。愚弟の一人として、今後益々のご発展を願うばかりである。
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