2009/06/04

絶対はあり得ぬこと!!…「言い訳」のオンパレード

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

残念ながら、今日は「訂正」から入る。昨報の、「定点」付近で観測しているクラフトさん夫妻の姿を収めた写真の撮影月日が「6月3日」(平成3年)とあるのは誤りでした。

正しくは「6月2日」で、筆者のブログにもそのように記しておりますが、余りにも「6月3日」のイメージが強いため、新聞製作の校正段階で筆が入ってしまっていました。

お詫びついでに少し「言い訳」をさせていただきますと、世の中には「絶対」ということはまずあり得ません。ここで筆者が「6月2日」と言い張っても、それを完璧に照明する方法は見つからないのです。

ウソかマコトか知りませんが、かつてナポレオン皇帝はその絶頂期に、「世の辞書に『不可能』の文字はない』と胸を張ったと言われています。

ただ、それがいかに空々しい「虚勢」であったかについては、その後の歴史がものの見事に証明しています。そうなのです。洋の東西を問わず、世の中には「絶対」はゼッタイに存在しないのです。

ところが、人間はまことにもって愚かな動物で、勝ち続けている時には「負けることなどあり得ない」「このままの良い状態が未来永劫続くだろう」といった不遜な考えをつい抱いてしまいがちです。

「望月の欠けたることも…」云々と我が世の春を詠んだ藤原道長など、その典型でしょう。余談ですが、氏は晩年に糖尿病を患って、視力障害に陥っていたそうです。(本当かな?)

ところが、ところが、世の中には「ゼッタイ」があるそうなんです。もう随分以前に、漫画家で屈指のエッセイストでもある東海林さだおさんが何かの本でおっしゃっていました。

漢字で書くと「舌苔」。簡単に言うと、舌の表面についた白濁色の汚れのことで、「口臭」の原因になる、とされています。

最近では余り見かけないようですが、スーパーなどで一時期、「舌苔ブラシ」なるものが大量に展示されていたことを覚えておられませんか?

かつて、取引先の男性社員が「健康方」と称して、「寝る前に歯ブラシで舌を擦ること」を勧めてくれましたが、いざ実践してみると、ただ気分が悪くなるだけでした。さしずめ、これなどは「世の中には絶対的な健康方などは存在しない」という証しでしょう。

まあ、「お詫び」と言いながら、クドクドとご託を並べたてて申し訳ございません。ただ何度も申すようですが、「世の中には『舌苔』以外には『絶対』はゼッタイに存在しない」ということをお伝えしたかっただけなのです。

ナポレオンさんも道長公も「天下」を治めたほど人物ですから、そんなことくらい絶対に(?)分かっていたはずなんですが…。嗚呼、だんだんワケが分からなくなってきた???