「即振込め」はウソ!!…禁煙効果は医療費の抑制
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
今の世の中、何と言っても、「安心」と「安全」がキーワードである。ただ、それを手に入れるためには多くの費用を伴うことにもなるので事は厄介だ。が、それを実行するのもしないのも、要は個人の「自覚の問題」であり、事業者それぞれの「社会的責任」とでも言えよう。
先週末、宅島企業グループ(宅島壽雄会長)と傘下の安全協力会(渋谷敏孝会長)が主催した「安全大会」の模様を取材してみて、色々と勉強になった。
開会に先立ってまず目についたのは「定着させよう『安全文化』つみ取ろう職場の危険」という全国スローガン。これを受け、社内で行われた標語のコンクールでは、全83点の応募の中から、志岐和彦さんの作品 - 「気を抜くないつもの慣れが命取り」が最優秀に選ばれた。
また、その〃精神〃を見事に具現化・実践したとして、小浜高校体育館や大村湾の水処理施設などの工事に携わった担当者や協力事業者が表彰を受けた。
この日はまた、雲仙警察署の大島英吾署長と大村駅前の伊崎脳神経外科・内科の伊崎明院長氏がそれぞれの立場で講演。時おりジョークを交えながら、日常生活上の〃盲点〃を衝いて見せた。
大島署長は、雲仙市における犯罪発生率がいかに低いかを強調しながらも、「油断は大敵」として、大きな犯罪や事故にも繋がりかねない車や自転車の〃施錠〃の大切さを訴えた。
今や大きな社会問題ともなっている「オレオレ詐欺」の実態については、日本全体で230億円、長崎県内でも3億5千万円もの被害が出ていることを伝えた。その上で、同署長は「『即振込め!!』と言ってくるのは全てウソだから、決して相手にしないように」と注意を促した。
一方、伊崎院長は「ストレス社会を健康に乗り切るための知恵~心の健康、睡眠、禁煙治療を中心に~」と題し、問題解決に向けて自分で出来る様々な〃処方箋〃について、平明な口調で語った。
とりわけ印象に残ったのは「禁煙」の話。筆者自身、これまで幾度も挑戦しては挫折を重ねているので、「我が事」として真剣に聴いたのだが…。
伊崎さんによれば、喫煙による「増税効果」を喧伝するような考え方は、まったくもってお門違い。むしろ、禁煙がもたらす医療費の「抑制効果」にこそ目を向けるべきだ、と。
また、これから禁煙を志す人にとっては「保険」が適用されるようになったことは大きな朗報。医者に相談しながら、取り組んでいけば「効果てきめん」と力を込めた。
ただ、植木等じゃないけど、「わかっちゃいるけど止められない」というのも〃人情〃というもので…。嗚呼、もう灰皿が一杯になってしまった。イカン、きっと明日から!!
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