2009/06/30

奥歯の痛みに悩む日々…デブはなぜ「蚊」にもてる?

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

今日で本欄を書き始めて丸3年が経過する。換算すると、週に4回強の配分になるのだろうか。万事長続きしない、我が人生においては、ある意味〃画期的〃なこと。この先どこまで続くやら…。

それにしても、歯が痛い。歯医者に行くと、左上の奥歯部分にある「親知らず」のせいだという。ここ数日、抗生剤と痛み止めを交互に服用しているのだが、効き目はいまいち。梅雨とも重なって、何とも憂うつな気分だ。

岩波の国語辞典(第六版)で調べると、正式には「おやしらずば」と言って、上下左右に「4枚」あると書いてある。普通に考えると歯は1本、2本…と数えると思うのだが、「親知らず」はやはり別物か?

偶然ではあるが、島原半島とともに「世界ジオパーク」の認定を目指している新潟県糸魚川市に、同じ呼び名の「親不知海岸」という断崖絶壁の名勝がある。筆者も1度だけ訪れたことがあるが、バスの車中に居ながら、身のすくむような感じがしたことを今でも良く憶えている。

私事の羅列で恐縮だが、「歯」の痛みと並んでこのところ悩ましいのが「蚊」の攻撃。茶の間でも寝室でも狙われるのはなぜか筆者ばかり。母に言わせると、アンタ、しょっちゅう酒ばかり飲んでいるせいで体の表面温度が高かっじゃ!?

まあ、それはそれとしても、寝付きばなに耳元で「ブーン」とやられると、腹が立って仕方がない。加えて、こちらは歯痛の身。「それはないでしょう、お母様」と叫んだところで、そんな悩みなんか「親不知」なのである。

ところで、昔は「蚊対策」と言えば、「蚊帳」(かや)と相場が決まっていたが、姿を消してから久しい。まだ、どこかで作っているのだろうか…。

素人考えだが、「蚊帳」の衰退は、「網戸」の普及が原因ではなかろうか。もっと言えば、家々から「雨戸」や「障子」が加速度的に閉め出され、代わって「サッシ」が登場してきた。

部屋の四隅と紐でつないで、「蚊」が入らないようにサッと中に入るという行為は、もう今の子供たちに説明しても分かるまい。だだ、「蚊」だけは「サッシ」や「クーラー」の時代になっても相変わらずはびこっている。

何という逞しさ!繁殖力!叩かれても、つぶされても、その子々孫々はしぶとく生き残っている。昨夜も我が血をたっぷり吸いやがって、あの野郎!!

本当に憎んで憎み足りない連中であるが、一つだけ救いがあるとすれば、蚊取り線香や殺虫剤のCMの面白さ。関西在住の著名なコピーライターの作品と思うが、いつ見ても笑える秀作ぞろいだ。

「うちのダンナはグァテマラ生まれ♪」も「虫コナーズ♪」も、ついついはまり込んで見てしまうのである。バカじゃ!!