2009/07/03

地獄の夜は明けて…「酒なし宴会」おつなもの

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

今年はどういう訳か雲仙温泉づいている。福引で当たった景品(特等!!)で春先に宮崎旅館に泊まったのに続いて、今日は県のCATV協議会で富貴屋にお世話になっている。

車で30分も走れば我が家なのでわざわざ泊まる必要もあるまいが、まあこれも〃付き合い〃だから仕方がない。それより、代行運転やタクシーで帰るより安上がりなので、効率的なのである。  

只今の時刻は午前5時過ぎ。間もなく日の出だ。4階の部屋の窓からは、地獄の湯煙がもうもうと噴き上がっているのが見える。岩肌は石灰を撒いたように白一面で、裏山の松の緑との対比が美しい。

カラスの啼き声に交じって、時おり小鳥のさえずりも聞こえてくる。長閑な一日の始まりのような風情だが、今日も〃野暮用〃が満載である。

一昨日は島原高校の辰田校長先生をゲストに招いて、久方ぶりに『ターニングポイント』(生番組)を放映した。島高PTAの方なら皆さんご存知だろうが、辰田先生はまったくの〃下戸〃である。

その先生の方針に倣ったわけではないが、昨夜の筆者は周囲の勧めを頑と押し退けて、終始ノンアルコールでやり通した。昼間の法要等でたまにそうすることもあるが、夜の宴席では余り記憶にない。

ところが、いざ実践してみると、これもなかなかおつなものだ。何より料理が美味いし、じっくりと味わえる。

これまでは席を温める間もなく、徳利とビール瓶を抱えてひたすら注いで回り、気付いてみれば何も食べていなかったこともしばしばだった。

ただ昨夜は違った。理由は簡単で、昼間に件の奥歯が大そう痛かったから。より直截に言えば、一昨日の失敗にほとほと懲り果てていたのである。まあ、これも一種の〃学習効果〃か。

宴席には「キレイドコロ」と称して、妙齢の女性4名がお出ましになっていた。リーダーのお姐さんは、島原でもよく見かける方だった。 

それぞれの自己紹介を聞いていると、「島原1」「雲仙2」「南島原1」の配分。なかなか良くできた顔揃えではないかと感心していたら、乾杯後間もなく初対面の恰幅のよい南島原産がやって来た。

『まあー、お一つ』。『いやいや、自分は不調法なもので…』。そのやり取りを聞いていて、隣の福江ケーブルの専務が突然クスクスと笑い始めた。

「お客様方はどちらから?」という質問には、筆者が代表して答えた―。「えー、こちらは海外から。私は南有馬の吉川から」。 
    
俄然、お姉様の口調が変わった。「吉川んどこね?」「学校の近く」…。後は微に入り、細に入りの質問攻め。

とうとう、その嘘はバレてしまうのだが、ひょっとして筆者のことを「都会人」と勘違い?まさか!!