健康診断の結果は…島高も藍ちゃんもスゴカ
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
朝礼でアレも喋ろう、コレも伝えねば、と思っていながら、社員の顔色を見て止めることが度々ある。今朝もそう。まあ経営に限らず、「笛吹けど踊らぬ」事態はかなり重症だ。そこで持てはやされるのが「自主性」という二文字だが、これがいかにも怪しい。
と言うより、当てにならないことの方が多い。結果、上に立つ者はガミガミと怒鳴り声を上げたりしながら、「奮起」を促すのだが、相手も人間。そうそう上手くは運ばない。
そんな時、いつも思い浮かべるのは「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」という山本五十六元帥(海軍)の言葉。
ひょっとして「上に立つ者」という発想自体が誤っているのだろうか。たまたま社員諸氏より、少しだけ「人生経験」が豊富なだけで、パソコンや携帯の使い方では、まったくもって足元にも及ばない。
いや待てよ!人生はそんなに薄っぺらではないはず。事実、最近の若者は余りにもモノを知らなさ過ぎる。単にIT機器の操作に長けているだけでは…。
しかし、よくよく考えて見れば、このような二律背反的な思考経路は、極めて危険だし、双方にとって不幸である。やはり大切なのは「相互理解」という共通の認識土壌。そこから知恵が生まれて、大きく育っていく可能性がある。
そうした「眼」で世の動きを眺めてみれば、何ともまあ「不合理」だらけだ。政治、経済、文化、宗教、教育…。「ベルリンの壁」が崩壊して早20年近くが絶つが、「バカの壁」は相も変わらず随所に厳然と立ちはだかっているようだ。
その点、スポーツの世界は分かりやすくて良い。一定のルールの中で、一番優れた者だけが「優勝」という栄冠を射止めることができる。
島原高校女子剣道部がついに「玉竜旗」を制した。新聞に載った渡邉孝経監督の表情もいつになく晴れやかだ。是非、男子も続いてほしい!!
実は県高校総体後に、同校剣道部にまつわる「ちょっといい話」を聞いた。どこかの体育館で試合が行われていた時に、島高の部員が玄関口の履物を誰に指示されるでもなく黙々と揃えていたというのだ。
ひょっとしたら、こうした所に、チームとしての「心」「技」「体」の充実ぶりが滲み出ているのかも知れない。米ツアー初優勝の宮里藍選手(ゴルフ)の優勝コメントも素晴らしかった。感動した。
そんな〃余韻〃にひたっていた矢先に、先の健康診断の結果が届いた。各種異常数値データの後にゴチック文字で「要精密検査」とあった。
これまでであれば「トホホ」と落胆してしまう局面だが、まずは「バカの壁」を越えねば。でも、「自主性」だけでは無理。ここは一つ、周囲の皆様のお力を借りながら…。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home