2009/08/01

都会にない田舎の魅力…官民一体で大いにPRしよう!!

‐株式会社島原専務 清水眞守‐

はや8月である。自らの死期を悟ったかのように、クマゼミが〃経文〃のごとき鳴き声を上げている。お盆も近い。

それにしても、梅雨明けが遠い。まだか、まだかと心待ちにしているというのに。個人的な感覚で言うと、全然「暑い夏」なんかでない。自律神経系統に何かしら欠陥があるのかも。

昨今では、寝ても冷めても「地球温暖化」の問題を〃呪文〃のように唱えている輩も多いようだが、太陽の黒点が増えて「プチ氷河期」に向かっている、とする説もある。真偽のほどは分からないが…。

今日はこれから、熊本新港で行われる島原温泉観光協会の「事務所開き」に向かう。何より、島原は有明海(熊本&福岡方面)に開けた「海の玄関口」である。その機能強化に大いに期待したい。

観光関連の話で言うと、来週は新潟県長岡市のFM局の案内を受けて、「花火大会」の視察に訪れる。〃日本一〃と称される信濃川河川敷での催しで、百万人の見物客が訪れる、というマンモス大会だ。

現段階でどれほどの賑わいぶりなのか予想はつきかねるが、新幹線の臨時便が出るほどだから、やはり相当なものだろう。大会運営のノウハウから、テレビ&ラジオ中継の仕方まで学ぶ点が大いにあるはず。心して伺いたい。

〃ついで〃と言っては何だが、時間の余裕があれば、糸魚川のジオパーク施設、十日町のFM防災体制などについても見聞を広めてくるつもりだ。

日程は2泊3日間(5日夜帰島)としているので、来週の『ターニングポイント』はお休みさせていただく。ただし、盆前の11日(火)には、横田市長を特別ゲストに迎えてお送りする予定なので、乞うご期待!!

まあ、そんなこんなで相も変わらず落ち着きの無い日々を過ごさせていただいているのだが、今朝方タバコを買いに大手川沿いを歩いていたら、年老いたサギ(?)が一羽欄干に佇んでいた。

よくよく考えてみたらこの鳥は、昨日も、一昨日も、いやもっとずっと以前から、その界隈に棲みついているような気がする。

東京近郊ならテレビ局あたりが勝手に名前を付けて、騒ぎ出すところだろうが、島原人はさすがに奥ゆかしい。サギもその点は心得たもので、実に悠然と構えている。

ただ〃視点〃を変えれば、島原人はこうした自然の営みを、余りに当たり前の光景として見過しているのではないか。都会になくて、田舎にあるものは何なのか。それがどれほどの価値を持つものなのか。我々はもっと敏感になって見直すべきだ。

世界ジオパーク認定の可否を握るユネスコ関係者の現地視察も間近。官民一体となって、島原半島の素晴らしさを大いにPRいたしましょう!!