2009/08/30

空から魚が降ってきた…国民の大多数が民主を支持

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

投票日の朝、散歩の途中で空から「魚」が降ってきた。「魚」だけに「ギョ」という駄洒落を飛ばしたいくらいだが、事実だけに心底タマガッタ!!

場所は市保健センター裏の霊南地先埋立地。突然、「ガサッ」という落下音とともに、目の前に15センチ大のメバルが横たわっていたのだ。

一瞬、誰かの悪戯かなとも思ったが、振り向きざまに上空を見上げると、2匹のトンビがゆっくりと円を描いて飛んでいたので、彼らの仕業に違いない。

「トンビにアブラゲ(油揚げ)をさらわれる」とはよく耳にする言葉だが、まさかトンビが魚を運んでくるとは…。この時点で「これは何かある」と想っていたら〃案の定〃だった。

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天草生まれの作家、石牟礼道子さんによれば、タマガルには「魂消る」の字を充てるのだそうだ。しかし、筆者なんかよりもっとタマガッタのは、自民党の関係者だろう。

まだ、開票速報の途中だが、すでに「民主党の圧勝」である。恐らく、この勢いは最後まで続いて「政権交代」は間違いない。

それにしてもテレビの浮かれ方は尋常ではない。別段、今に始まった話ではないのだが、各局とも趣向を凝らしての「お祭り騒ぎ」のオンパレードだ。

選挙の専門家ではないので勝敗の分析などはとても出来ないが、率直な印象を言えば、「民主が勝った」というより、「自民が一人で勝手にこけた」という感じである。

もちろん、投票したのは有権者であり、その「総意」としての現れだから、「こける」「こけない」の話ではないのだが、国全体を取り巻く「閉塞感」がこの機会に一挙に爆発したのだろう。つまりは、国民は「変化」を求めたのだ。

その「選択」が正しいのかどうかは、今後の「成り行き」を見極めるしかないのだが、国民の大多数が民主党を支持したのは紛れもない事実であり、ここは一つ新たな「責任政党」として頑張っていただこう。

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TBSの番組で民主党幹事長の岡田克也さんがインタビューを受けている。思い出すのは前回の郵政民営化選挙。「敗軍の将」を追いかけた特番で、流れる汗を拭おうともせず真夏の街頭で必死で訴えかける姿と、自宅での食事のシーンが浮かんでくる。

わずかまだ4年前の出来事だが、今回の総選挙で構図は一変した。こと政界に限らずとも、本当に世の中とは分からないものだ。裏を返せば「逆もまたあり得る」ということだから、自民党の奮起も促したい。

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全国注目の選挙区となった長崎2区で、民主の福田えりこさんに「当確」が出たようだ。久間章生さんの比例での復活がなければ、島原半島から代議士の火が消える。これって…。