2009/10/10

雲仙取材から世界へ!!…近々「ビッグニュース」が

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

ついに事務所脇の自販機に「ホット」が登場。いよいよ初冬へ向けてのゴーサインだ。この季節、何を着たらよいものか迷ってしまう。長袖だと昼間は暑苦しいし、と言って半袖スタイルも些か心もとない。

先日、東京に行った話を書いたが、久方ぶりに雲仙・普賢岳噴火災害以来の〃畏友〃と会い、親しく懇談してきた。氏は筆者より10歳ほど年下だが、敢えて〃畏友〃と呼ばせていただく。仕事は大手出版社の月刊誌編集長。

かつては仲間内から「雲仙小僧」という名付けられるほどの〃火山フリーク〃で、休みをとってはせっせと東京から現地に駆け付け、旺盛な取材活動を展開していた。

一言でいうと、氏は「実証主義者」。否、仕事の性格上「現場主義者」といった方がよりシックリくる。

その類い稀なる「好奇心」と「行動力」から、数々のスクープ記事が生み出された。写真の腕前も見る間に上達し、並み居るプロカメラマンを尻目に、他の大手出版社から写真集も出した。

さらにその取材の矛先は、一時期世間を震撼させた「オウム真理教」へと向かう。波野村、上九一色村など教団の関連施設(サティアン)にも足繁く通い、筆者も〃お土産〃に「プルシア」という首飾りのようなものを貰ったことがある。

氏は家族同伴で1年間の欧州留学。帰国後は新たな発想で、これまた斬新なスタイルの雑誌を創り上げた。その本がいま、世界中のマスコミから熱い視線を集めつつある。

残念ながら、現時点でその〃中身〃を詳らかにするわけにはいかないが、近々世間の皆様を驚かせるような「ビッグニュース」がもたらされそうだ。

氏は時々、テレビのニュース番組にも「ゲストコメンテーター」として登場している。これが実にカッコいい。イケメンの上に、ソフトな語り口。きっと多くの女性ファンも付いていることだろう。

羨ましいと言えば羨ましいが、所詮、筆者なんかとは〃モノ〃が違う。生きる世界も真反対だ。ただ、噴火災害の取材活動を通じての〃不思議な友情〃は、昔と少しも変わらない。

「自分はこんなに有名な人間を知っているんだぞ!」といった自慢する気持ちなどサラサラない。氏はあくまでも氏で、筆者は筆者。田舎記者?結構ではないか!

氏が面白いことを言っていた - 「うちのスタッフは大概が東大出で、頗る頭が良い。最短距離で回答を出す能力にはほとほと感心する」。

その後の話が面白いので紹介しておく - 「ただし、無駄や余裕といったものが全然ない。それはそれで悲しいものです…」。

敢えて「他山の石」とすべきところだろうが、幸か不幸か、筆者の周辺には東大出が1人もいない。良かった!?