長崎・大浦で新発見!!…豪快社長と〃意気投合〃
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
実は、今週前半は2日続けての長崎行きだった。1日目は既報の通り大学病院での「歯」の診察。2日目は某生命保険会社の案内で、「お客様懇談会」なるものに出席してきた。
そこで偶々出会ったのが、本日是非紹介したい〃変わり種〃の社長さんである。年の頃は60前後だろうか。もうパーティが始まる前から酔いが回っておられるような〃豪傑〃だったが、その「スピーチ」を聞いて〃感動〃した。
「会社を興してまだ十数年。現在従業員は160人。うち30人はいわゆる『余剰人員』。しかし、クビにするわけにはいかない。これが私の経営哲学だ!」。
即座に、カッコイイと思った。すると、こちらの意が伝わったのか、テーブルに戻るなり「おい、兄ちゃん」と来た。「このすぐ近くに教会と神社とお寺が軒を並べて建っているのを知ってるか?」とのご質問。
しばらく返事に窮していたら、「そんならオイが案内してやる!」ということで、素直に後を付いて行った。会場のグラバーヒルを出てすぐ山手にあるのは、長崎観光の定番とも言える大浦天主堂。
だが、正面に聳える教会以外にはそれらしき建物は見当たらない。怪訝な面持ちで佇んでいたら「こっち、こっち」の指示。と、小さな〃脇道〃を隔てて確かにあった、立派な神社と寺院が。
神社の名称は「大浦諏訪神社」と言い、三菱造船所・香焼ドックの従業員の皆さんが毎年初詣に訪れるのだそうだ。一方の寺院には「妙行寺」の看板が掲げられていた。
「凄かろが。日本広しといえど、キリスト教と神道と仏教が一堂に会している所は他にはなかろもん!」。酔いも手伝ってか、些か呂律が覚束ない。
確かに言われてみたら「その通り!」で、筆者もそんな場所は知らない。調子を合わせるように、「すぐ下にチャンポン発祥の四海楼がありますが、ここはさながら宗教上のチャンポンですね」と答えたら、いたく気に入ってくれて、「兄ちゃん、飲みに行こ!」。
早速タクシーに乗せられて向かった先は、前日通り過ぎたばかりの浜口(長崎大学病院入口)の飲食街ではないか。
「昨日そこの口腔外科に行ったばかりなんですが…」と、玄関先でモジモジしていたら、「オイも大学で何ヶ月か前に蓄膿の手術ばしたばっかりさ!」と豪快に笑い飛ばされた。
「飲み物は焼酎でいいか。村尾と魔王どっちがいい?」。その後も終始先方のペースで進められ、仕上げは近くの鮨屋から「特上」の5人前。
こんな初対面の方からご馳走になったのは、「早慶戦」(30年前・新宿)の打ち上げ以来のこと。それにしても、久々に「気風の良いオトコ」に出会った。
今度は島原に招いて心ゆくまで接待しなければ。ハイボールもなく、小雪も居なかったが、長崎の夜は楽しかった!
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home