2009/12/10

助平」は好奇心から…タイガー、来年は寅年だよ!!

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

昨日発売になったばかりの週刊現代がゴルフ界の至宝!タイガー・ウッズ(米国・33歳)の「不倫疑惑」を報じている。曰く「神の子も助平だった」と。

それによると、「関係」があったと目されているのは、ニューヨークの高級クラブのホステスなど少なくとも3人。「ベッドの上でもスーパーショット連発!」の小見出しには腹を抱えて笑った。

広辞苑第六版によれば、「助平」(すけべ)の語源は「好き兵衛(ひょうえ)」から転じたもので、本来は「すけべえ」と読むものらしい。意味については、論じるまでもなかろう。

まあ、個人的な感想を言えば、これまで稼いだ賞金やCMなどの収入が800億円を超える「スーパースター」なのだから、余り目くじらを立てなくてもと思うのだが…。いやいや、そうした「存在」であるが故に、身の回りは常に潔癖でなければならない!

社会の模範、子どもたちの夢…。米国のプロスポーツの世界では、競技での成績以上に、その人格の高潔さが強く求められる、という。そういった意味では、今回の騒動はタイガーにとっては痛恨の「OB」であったろう。

ただ、干支(えと)で言えば、来年は「寅年」。そう、あなたの年なのだから、ここで十二分に反省して、「プレーイング4」から打ち直せばいい。さらに余罪(?)が出ないようであれば、きっと世界中のファンはあなたのことを見捨てたりはしないはず!

ところで、タイガーは「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という諺を知っていたのかどうか?英語では「ナッシング ベンチャード、ナッシング ゲインド」と言うらしいが、日米を問わず「冒険する先」を間違ってはいけないよね!

ここまで書いてきて何だが、道徳の教本みたいで面白くないよなぁー。改めて「助平」の話に戻ろう。普通に考えれば、「平和を手助けする』と読めないこともないから、そう悪い性質(たち)ではないはず。

再度、広辞苑の手助けを借りると、「助兵衛根性」という派生語の説明の中に、本来の「色欲」に続いて、「色々な物事に手を出したがる気持ち」とあった。

なるほど!そう考えれば、この言葉の解釈の裾野は大幅に広がる。その意図するところを、敢えて「男女の間」だけに絞り込もうとしているから、いわれなき「誤解」が生じるのだ、きっと。

だとすれば、「好奇心」という言葉に置き換えればいい。まだ見ぬ世界への大いなる夢&憧れ。これを強権でもって阻止することは、人権蹂躙である。

批判を承知で声を大にして言おう。助平、何が悪い?もちろん、人間があくまでも「社会的存在」であることを存分に踏まえた上での話だ。ちょっと暴論過ぎたか?間違っていたらゴメンナサイ!嗚呼、段々声が小さくなってきた…。