2009/12/25

支持率を上げるには!?…「きせい」にまつわるバカ話

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

年をとったせいか、夜中によく起きる。今朝も3時過ぎに目が覚めて、2時間以上も蒲団の中でゴロゴロしていた。

余りに手持ち無沙汰なので、読みさしの本を手繰り寄せるが、なかなか頭がついていかない。仕方なくタバコを一服。酔いざめの水が美味い!

〈マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや〉…。ぼんやりと寺山修司の短歌なんぞを思い浮かべながら耳を澄ませていると、隣室から何やら「奇声」が聞こえてくる。息子だ。

はて、どんな夢をみているのか?大方、学校のクラブ活動あたりで、顧問の先生に気合いを入れられているところだろう。

再び静寂が訪れる。エーと、今日の行事は何だっけ?そうそう大事な会議(株主総会)があった。でも、今さらジタバタしても…。夜明けはまだ遠い。

そのうち、パトカーのけたたましいサイレン音に合わせたように、カラスが鳴き出す。意を決して、床から離れる。

そうか!今年もあと一週間を切ったか。色々あったよな、などと思案を巡らせつつヒゲを剃っていたら、再び息子の部屋から「奇声」が鳴り響いてきた。

前置きが長くなってしまったが、本日の拙稿のテーマは「奇声」から発して、「きせい」ということにさせてもらおう(苦戦の色アリアリ…)。

「きせい」には様々な漢字表記がある。思いつくだけでも、「気勢」「既成」「寄生」「既製」などと次々と出てくる。ただ、今の季節で言うと、やはり「帰省」だろう。

その意味は「帰郷」とほぼ同じであろうが、なぜか新聞もテレビも「帰郷客」とは呼ばない。いずれも「帰省客」である。

出身者は古里に帰って何を「反省」するのだろう。長らくの無沙汰の非礼を両親や親類に詫びるのか。それとも、自らの幼年期をしみじみと「省みる」のか。

まあ、そんなに堅苦しく考えなくとも、帰り着く「我が家」があるだけでも有難いと思わねば。都会の「年越し派遣村」などの映像を見れば、まさしくその通りだ!

鳩山総理も足元の秘書が続けざまに「起訴」(在宅&略式)されて大変だろうが、ここはどうか一つ頑張ってほしい。素人考えだが、「お金持ちの政治家」にしか出来ないことをやっていただきたい。

有体に言えば、年が越せそうもなくて困っている人々に、あり余っている財布の中から、何がしかの「浄財」を振る舞われてはいかがか?

米国などでは、大物政治家や成功した経営者などが、社会奉仕の観点から、「寄付」に及ぶ行為は至極当たり前のことだ、と言われている。

それをやれば、内閣の支持率は確実に上がる!オッと、これだと我が国では法的な「規制」にひっかかる恐れがあるのか!?