2009/12/28

最後まで慌しかった…良いお年をお迎え下さい!!

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

慌しかったこの一年を締め括るかのように、急用が舞い込んできた。今、羽田(空港)にいる。出来たら昨日のうちに帰りたかったが、なにぶん夕方便での上京だっただけに、土台無理な話だった。

ほとんど眠る間もなく早朝の山手線に乗り込んだら、すでにどの車両もほぼ満杯状態。さすがに「世界のトーキョー!」と感嘆するのと同時に、「いつもながら忙しない街だ」との思いも拭えない。

拙稿は待ち時間を利用してパソコンで叩いているのだが、帰省客に交じって、東南アジアからの旅行客の多いことに驚く。隣の席では、コーヒーブラウンの兄ちゃんと韓国人と思しき姉ちゃんが流暢な英語で会話を交わしている。これから国際化が進んでいけば、こうした風景は益々「日常化」していくことだろう。

さて、そろそろ機内に乗り込む時刻が迫ってきたが、まだ今日はタバコを一本も吸っていない。いつものように「一服」すれば、原稿のまとまりも進むのだろうが、何やら調子が出ないままに時間だけが無意味に過ぎてゆく…。

いつもなら28日と言えば、帰省シーズンのピークであるはずなのに、機内には空席が目立つ。やはり、世を挙げての不景気のせいなのだろう。まあ、その分、座席も取れて良かったのではあるが…。

新聞はどれも「真央ちゃん4連覇!」のお祭り騒ぎ。一方で、早稲田ラグビーの「準々決勝敗退」を伝える記事はやや寂しげ。どちらも「人気者」だけに、勝負の世界の非情さが滲み出た紙面構成だ。

普通なら気になる記事については、携帯用の刃先が少しだけ出た「特殊文具」で切り取って保存するところだが、今日はうっかりして手荷物の持込検査でひっかかってしまった。

「カッターが入ってますよね」「いいえ」「バッグの中身を検めさせてもらっていいですか?」「どうぞ」 - 。

自信をもって対応したのだが、現物を取り出されて「ほーら」と詰問された。「刃先がたったこれだけしかないのに、凶器になんかならんでしょう」「いいえ、決まりですから」 - 。

「このブス!」と腹も立ったが、いくらあがいても勝ち目はないので、スゴスゴと引き下がらざるを得なかった。

まあ、そんなこんなで平成21年も暮れようとしている。本欄もいよいよ今日が最終回。何か締めくくりのご挨拶をせねばと思うが、特段、思い当たる言葉も見つからない。

代わりと言っては何だが、筆者が個人的に作った年賀状の文面を紹介することで来年への「架け橋」としたい - 。

「人生は旅である」(トラベル)→「旅に障害は付き物」(トラブル)→「たまには休憩も」(トランジット)。 皆様、良いお年を!!