2010/03/01

通り過ぎた冬季五輪…真央ちゃんガンバッテ!!

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

公私にわたる雑務で駆けずり回っている間に、とうとうバンクーバー冬季五輪が終わってしまった。まともに腰を据えて観戦したのは女子フィギュアのショートプログラムくらいで、世間一般の盛り上がりとはかけ離れて、すーっと流れていった感じだ。

それでも愛ちゃん、真央ちゃん、美帆ちゃん…と「スター」の輝きを放つ選手の顔立ちだけは良く覚えていて、自分で言うのも何だが、冬季スポーツの本質を見ようとしない、浅薄なオヤジウォッチャーだ、と些か反省もしている。

日本で最初の冬季五輪が開かれたのは、1972年(昭和47)の札幌大会。筆者、高校2年生の時だった。学校図書館のテレビにかじりついて「日の丸飛行隊」(笠谷・今野・青地)によるメダル独占!(70メートル級ジャンプ)に狂喜したことを今でも良く憶えている。

今回の女子フィギュアは「キム・ヨナVS浅田真央」の19歳対決で話題をさらったが、札幌では「ジャネット・リン」という陽気なアメリカ娘が大変な人気を呼んだ。

残念ながら、フリー本番の演技では尻餅をつくアクシデントもあったが、こぼれんばかりの笑顔で堂々の第3位に食い込んだ。

彼女はその容姿の可愛らしさから芸能雑誌のグラビアを飾り、テレビCMにまで引っ張り出されていた。まさに「銀盤の妖精」そのものであった。

その頃、学校近くの友人の部屋を訪ねると、等身大の天地真理のポスターと並んでジャネット・リンが大きな口を開けて微笑んでいた。改めてその人気の凄さを実感したのだが、趣味ではなかった。

というのも、周囲が「リン」「リン」…と叫べば叫ぶほど、当時の筆者はオーストリアの「シューバ選手」の気品溢れる大人の演技に魅かれていたからである。事実、金メダルは彼女の手に落ちた。

それから40年近くが経って、少し例えに無理があるのは承知しているが、今回の「19歳対決」の構図もややその当時に似ているのではないか、と個人的には考えている。

キム選手はどう見ても、真央ちゃんより大人。それが演技の構成によるものかどうか知れないが、とても同い年とは思えない「落ち着きぶり」が魅力でもあるし、少々嫌味たらしくもある。

その点、真央ちゃんの挙措振る舞いにはまだまだ「幼さ」が色濃く残っている。そこがまた彼女独特の大きな魅力でもあるし、キム陣営にとっては、得体の知れない「脅迫感」と重なって伝わっているのかも知れない。

関係筋によれば、2人は大の仲良しだとも言うし、4年後のソチ五輪(ロシア)での「23歳対決」が楽しみである。今度こそ真央ちゃんが晴れの「金メダル」に輝きますように!