2010/04/01

有明中継局が完成…受信環境が格段に改善!!

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

島原市制施行70周年記念式典の、この佳き日に、本欄も700回という「節目」を迎えることができた。嬉しい。特段意図があって調整したわけではないが、「巡り合わせ」というのはこんなものだろう。

まあ、そんなことより何より、今日は「FMしまばら」にとって新たな「旅立ちの日」でもある。すでに幾度となく電波やインターネットを使ってお伝えしているが、「有明中継局」が完成したのだ。

それでどういう「メリット」があるのか、と言うと、これまで放送が聴き取りにくかった「湯江地区」などの受信環境が格段に良くなった。残念ながら、法律上の規制もあって「完璧」というわけにはいかないが、簡単な室内アンテナなどを取り付けることで、問題は全て解決する。

完成してしまえば、「メデタシ」「メデタシ」の拍手シャンシャンだが、途中の改修工事は困難を極めた。その理由は「同期中継方式」という神業のようなシステムを使いこなしていくためには、監督官庁の総務省の許可が必要だったのである。

他に汎用事例がなかったため、これがなかなかの「難物」だった。だが、「熱意」は必ず通じるもの。最初のうちは「疑心暗鬼」だった電波管理官の表情も、面会の回数を重ねるごとに緩んでいった。

何はともあれ、「FMながおか」(新潟県)の脇屋社長さん以下スタッフの皆さんには大変にお世話になった。加えて今日は、普段はなかなか手に入らない越後の銘酒をお祝いに頂いたし、コシヒカリまで頂戴した次第。

以前にも書いたと思うが、ここ数年の弊社の歩みは、NHKの大河ドラマや朝ドラと軌を同じくしている。始まりは薩摩の『篤姫』。島津発祥の地とされる都城のBTV局(霧島酒造)の皆さんに、まずは手ほどきをして頂いた。

そうこうしていたら、1年前から『天地人』と『つばさ』が相次ぎスタート。そして今年は、言わずと知れた『龍馬伝』である。

別段、追いかけているわけではない。時代がこの「島原」(弊社?)ににじり寄って来ている、といったら少し言い過ぎか?

ただ、事のついでにもっと述べれば、開局(平成19年)にあたってコンサルタントをしてくれたのは山口県宇部市(長州)に本社を置く、「FMきらら」の井上社長さんである。

それからもう一つ。もう一月半ほど前のことになろうか、福島県(会津)の資産家の方がわざわざ弊社まで訪ねて来られ、「これからCATVを始めたいと思うのだが…」と、相談を持ちかけられた。

こんな自慢めいた話を書けば、「まーた、あのホラ吹きが」と蔑まれてしまいそうだが、これらは全て「実話」である。ひょっとしておいらは、平成の龍馬?そうだ!今日は「エイプリルフール」だった。