2010/04/14

全国136番目の組織化…龍馬に追い付き、追い越せ

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

昨日の午後からすっかり「龍馬漬け」である。今朝も早くから島原外港まで出かけ、「全国龍馬社中」(橋本邦健会長)の面々とともにウォーキングを楽しんできた。

今年は特に折からの『龍馬伝』ブームで、例年にも増して龍馬関連のイベントが盛んなようだ。島原半島でも、松尾卓次さん(島原城)や、松本和子さん(市教委)らが「火付け役」となって、その「足跡」に注目が集まっている。

そのような中、「ついに!」と言うべきか、「やっと…」なのか知らないが、我が地でも龍馬ファンの「寄る辺となる組織」が昨日付けで、正式に発足した。全国136番目。

まだ「会則」も何も決まっていないのだが、「会長職」だけは、永年の実績と熱意が実って、「ゆうもあ亭」マスターの八木國男さんが全会一致で選ばれた。メデタシ!メデタシ!

実は筆者も昨夜、その「発会式」に参加させて頂いたのだが、これが滅法面白かった。何せ集まった面々は人後に落ちない「龍馬ファン」ばかり。宴席は端から盛り上がった。

圧巻だったのは橋本会長の挨拶。「おまんら、龍馬に憧れているばかりじゃいかんぞ。龍馬に追い付き、追い越せの気概で、地域の発展のために全力で動け!働け!」と。

筆者はたまたま正面の席を用意してもらっていたので、親しくお話する機会に恵まれた。確かに、同会長の仰ることは一々筋が通っている。「実績」が物を言っている感じだ。

酒席での話なので正確に聞き取れていないかもしれないが、まったくの「徒手空拳」から7年余の歳月をかけ10億円を超える浄財を集めて「龍馬記念館」を造ったことや、空港の名称にまで「龍馬」の名前を冠した武勇伝を聞けば、自ずと納得もいこうというものだ。

同会長は言う。「折角この世に生を授かった以上、人間は何かをせんといかん。そう、生きた証しだ。おまんは、この世に何を遺そうとしちゅーがや?」- 。

とここまで聞いていて、龍馬にまつわる、とある「失敗談」を思い出してしまった。まだ県議になる以前の奥村慎太郎・現雲仙市長がらみの話だ。当時、筆者は四国に居た。

同市長も昔から「大」の付く龍馬ファンで、休みを利用して一緒に「桂浜」へ向かった。確か、その時は冬場であったが、折角ここまで来たのだから、「記念写真」を撮ろうということになって、「龍馬像」の前で上半身裸になってもらった。

筆者は、幾つか「決めのポーズ」を要請しながら、必死でシャッターを切りまくった。撮影は成功したはずだった。

が、その後がいけなかった。次に訪ねた「土佐闘犬センター」で、不覚にもフィルムの交換ミスを犯してしまったのだ。

どうもその時以来、同市長の筆者に注ぐ視線は冷たい!?まあ、当然の報いではあるが…。