2010/04/17

大村のFMも健闘中!…カルミネさんが島原を紹介

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

東日本には季節外れの「寒波」が押し寄せているそうだが、我が古里は幾分か「肌寒さ」こそ感じるものの、気持ちの良い「晴れの日」が続いている。どうかこのまま継続してほしいと願うが、思うようにならないは「人生」と同じだ。

昨日までは出張で大村市に居た。かつては県内には8市があって、それぞれの地域の「中核都市」としての機能を果たしていたが、その後の「平成の大合併」で「新たな市」が続々と生まれた。例えて言うなら、今や世の中は「群雄割拠」の呈だ。

そんな中、大村市にもちょうど1月前にコミュニティFM局が誕生した。県内では6番目。その放送形態は島原とほぼ同じで、「生」と「自前」に徹底的にこだわっている。

そうした「よしみ」もあって、同市内を車で走る際には、周波数を同局の「76.3メガヘルツ」に合わせるようにしている。

正直言って、各パーソナリティの「語り口」はまだたどたどしく、決して巧いとは言えない。ただ一方で、生まれたばかりの、ある種「高揚感」に溢れていて、大変に清々しい。

パーソナリティの名前は聞き逃したが、昨朝一番に聴いた「大村の自慢話!」には腹を抱えて笑いながらも、ただならぬ「気配」(潜在力)を感じたのも事実である。

島原市制70周年の記念すべき年に水をさすつもりなど毛頭ないが、「県内3番目の市制施行都市」などと胡坐をかいている間に「人口規模」も「街の勢い」も抜かれ去ってしまった。ただし、それはデータ上での話である。

何度も言うようだが、島原には「島原の良さ」(歴史&風土)がある。イタリア生まれのカルミネ・コッツォリーノさん(有名シェフ)がその点に注目した話はすでに既報の通りだ。

そのカルミネさんが自身のブログに「島原訪問」の記事を書いている。最初はイタリア語だが、もちろん日本語バージョンも写真付きで掲載されている - 。

〈島原市の火山のふもとには本当に美味しいお野菜やイチゴ、牛乳と天然ミネラルウォーターがあります。イタリアのナポリ市にあるベスビオ火山と似ている所がありました。島原市の市長さんと農業高校の校長先生にお会いすることができました〉

〈農業高校の生徒さんは野菜を育てたり、フルーツジャムを作ったりしています。今後うちのリストランテで島原の食品を使ってみたいと思いました。それでは、チャオ!〉

昨夜、自宅のパソコンでそのページを繰りながら、まだ見ぬ上戸彩さんとの「サンヨー食品」のテレビCMを「YouTube」で確認した。すると、いた!いた!あの人懐こい笑顔の持ち主が!

で、改めて思った。風土と人が「フード」(食材)を造るのだ、と。そう、大村にも負けるわけにはいかないのだ!