今や「県外でも最低」…後ろ姿で導く人さらに尊し?
‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐
「アチャー、やらかしとるばい!」と頭を抱え込んでいたら、案の定、本紙日曜版の『ひとくち説教』の著者の一人、宮崎和子さんから何ともキツーイお叱りを受けてしまった。昨夜(10日)のことだ。
改めて読み直してみると、お怒りになるのもごもっともなことで、どこでどう勘違いしたのか知らないが、本紙の製作スタッフが原稿転記の際に、「近隣諸国」とすべきところを「謹慎 - 」と打ち間違ってしまっていたのだ。
「あなた方はプロ(職業人)としての自覚が足りない。結果として、自分たちの社長に恥をかかせているのと同じことなのよ!」。反論も何もあったものではない。誠に申し訳ございませんでした。どうか平にご容赦下さいませ!
ところで、その紙面をご覧になっていただけばすぐにも分かることだが、宮崎さんの「怒りの矛先」はもともと政権与党(民主党)の重鎮二人に向けられたものだった。一人は国会対策委員長の山岡賢次氏。あとの一人は鳩山由紀夫総理大臣に対して、である。
今更その無責任な「発言内容」をこの場で蒸し返しても仕方のないことなので割愛するが、山岡委員長に関しては、もう随分と以前に取材記者のインタビューを受ける際に見せた「余りの横柄ぶり」に唖然としたことがある。
確かに長年の悲願であった「政権奪取」を実現した高揚感もあったのだろうが、質問に対して、鼻先でせせら笑ったように「フン」「フン」…とする受け答えはないだろう、と心底思った。
意外とご存知ない向きが多いかも知れないが、この方の養父は大長編『徳川家康』を著した国民的作家の山岡宗八氏である。余談ながら、一昔前の『政官要覧』をひも解いてみたら、その座右の銘は「後ろ姿で導く人さらに尊し」げな?
さてもう一方の標的、鳩山首相に関しては、「サービス精神」が旺盛すぎるのか、はたまた「場当たり主義者」なのかどうか知らないが、ご自身の「発言」に振り回されているようで、一国のリーダーとしては何とも心もとない。
巷間ささやかれているように、余りにも経済的に恵まれ過ぎた「育ち方」がアダとなっているのだろうか…?いやいや、それだけではあるまい。これはもう「言葉が命」の政治家としては致命的な欠点である、と言われても仕方がないような昨今の迷走ぶりである。
昨夏の総選挙を前にして沖縄県民に約束した「最低でも県外」という決めゼリフは、今やもう完全に逆転状態。党首の言葉が「公約なんかでない」とする言い訳もむなしい。
仕事の関係で北目の広域農道を走ることも多いが、その「公約」を大きく掲げた選挙ポスターが、最近は力なく風に揺らいでいる。鳩山さん、今やあなたの人気は「県外でも最低」なんですよ!
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