2010/05/15

転職成功!の朗報届く…何とか観たいプロの試合

‐株式会社ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

これが俗に言う「五月晴れ」であろう。本当に一片の雲も見当たらない。空気は爽やかだし、日射しもまだそう強くない。

早朝、島原城の堀端を歩いてみると、そこかしこに可憐な花が咲き乱れている。商高前の「緑のトンネル」(桜並木)の若葉も見事だし、振興局玄関先のヤマボウシは早くも白い花を付けている。

こんな絶好の季節に、手入れの行き届いた名門コースでプレーできる石川遼君ら(プロゴルファー)はなんと幸せ者よ!おまけに、勝てば2800万円もの賞金が貰える。羨ましい限りだ。

さて、13日開幕した「日本プロ選手権日清カップヌードル杯」(パサージュ琴海アイランドGC)は、本県初めてのメジャー大会ということもあって、初日の段階で6600人もの観衆を集めた、という。

筆者のヘボゴルフ仲間の4氏も「仕事」を放り出して、2日目の早朝から観戦に出かけているようだが、よもや、本物を見て開眼するようなことはあるまい…。

パサージュ琴海には1度だけ訪れたことがある。と言っても、プレーではなくドライブの休憩がてらに立ち寄っただけだが、ロビー奥の喫茶コーナーから眺める海(大村湾)の景色は最高だった。

嗚呼、今頃あのゴルフ場でメジャーの大会が行われているのか、と思うとそぞろ気が落ち着かない。決勝ラウンドの土、日曜日は雨模様のようだし、このまま外出するふりをして観戦に行くか!?

そんな浮ついた気持ちでいたら、東京から1本の電話。何年かぶりに聞く懐かしい声だ。

「清水さん、○○です。お蔭様で転職後、ついに営業全体の取り仕切りをするトップの座まで昇りつめました。近々ご挨拶に伺います」。

電話口の声は感激の余り震えている。もともと「出世」とは縁のない世界で生きているので、他人様が偉くなった話はすんなりと受け入れられる。心底「良かった!」と思う。

と同時に、「イカン、イカン、○○君も様々な誘惑に負けずに頑張った結果、今日があるのだろう。ここは一つ我慢だ」と、いとも簡単に諦めがついたはずだが…。

昼休みに外に出ると、薫風が何とも心地よい。東京から「グッドニュース!」も届いた。先日植えてもらったトウカエデの木も順調に根付いている様子で、生まれたばかりウスバカゲロウの翅のような葉っぱが風にそよいでいる。

いや、待てよ!確かパサージュの玄関先で見かけた紅葉の木々は、トウカエデではなかったか?

「A型」という几帳面な性格上、疑問を疑問のまま放置しておくことは断じて許し難い。行かねば!かくして、休日のスケジュールは決まった。あーした天気になぁーれ、と。