2010/05/25

隆尋さんかく語りき…先進国ほど自殺率が高い

〈昔は『大きいことはいいことだ』と言われていましたが、これからはそうとは限りません。マンモスが滅んだように、大きな企業は『突然死』してしまうかも知れません…〉

〈ところで、経済指標の1つに『GNP』(国民総生産)というのがありますが、これからは『新GNP』でいきましょう。『元気』(G)で、『長生き』(N)、そして『ポックリ』(P)という生き方で!〉

まあ、それは冗談としても、『GNH』という考え方は大事でないか、と思うわけです。すなわち、同じ価値観を持つ者同志が『グロス・ナショナル・ハピネス』という視点で暮らしていくことが〉

〈そうした考え方に立って、『ヒト』『モノ』『カネ』『情報』等のハブ的役割(ハンドルの軸)を果たしていくのが、コミュニティFMではないでしょうか。人が居なければ、地域は成り立ちません。皆さん、地域の『縁の下の力持ち』になって下さいね!〉

〈さて、これから『りゅうじん流』の地域イキイキ・キーワードの話に移ります。『あ』=あそび心。『い』=いやし(心と体の健康)。『う』=うまい(質の向上)。『え』=えらばれる(ブランド化)。『お』=おもてなし(相手の気持ちになって考える)〉

〈以上、簡単に取りまとめてみましたが、改めて言えることは『ニーズ』と『ウォンツ』とでは、まったく意味が異なります。前者は『必要』なもので、今の日本では一通り揃っていますが、後者の『欲求』については、必ずしもそうとは言えません〉

〈統計で見ると、食べるモノにも事欠くような貧困な国では、自殺するような人はまず居ません。先進国ほど自殺率が高いのは、いわゆる『世間体』や『しがらみ』にまつわるものなのです〉

〈さて、これから少し方向を変えて、私が関わった『モリゾーとキッコロ』(キャラクター)の話をします。ご存知かと思いますが、これは5年前の『愛・地球博』の時に、私がネーミングしたものです。イラストレーターの「みうらじゅん氏」が名付けた「ゆるきゃら」の一種と言ってもよいでしょう〉

〈今では『ゆるきゃら』は全国的なブームとなっていますが、平城遷都1300年祭の今年の奈良博では、そうしたイメージから脱却して、キャラ立ちのする『せんとくん』というのを送り出しています〉

〈制作者は東京芸大大学院教授の薮内佐斗士(やぶうち・さとし)さん。たかが『キャラクター』などと侮ってはいけませんよ。その関連ビジネスだけで、16億円もの売り上げにつながるのですから!〉

〈選考の際に肝に銘じていたことは、みんなで選ばないこと。こうしたキャラクターを大勢で選ぼうとすると、必ず普通のイメージにとどまってしまうんです。それではインパクトに欠けてしまいます〉

‐つづく‐