酒も女もニゴウまで!?…懐かしのヒーロー鉄人28号
〈ビルのまちに ガオー 夜のハイウエーに ガオー ダダダダ ダーンとたまがくる ババババ バーンとはれつする ビューンと飛んでく 鉄人28号♪〉
昨報は「ゲゲゲの鬼太郎」(水木しげる作)にまつわる話を取り上げさせていただいたが、昭和30年生まれの筆者にとっては、何と言っても「鉄人28号」が「鉄腕アトム」と並ぶ時代のヒーローだった。
原作は横山光輝さん。懐かしのテーマソングを調べてみたら、三木鶏郎さんの作詞&作曲で、デューク・エイセスの皆さんが唄っていた。
さらに「なぜ『28号』なのか?」という素朴な疑問に沿ってネットのページをめくっていたら、鉄人の〃出自〃は、第二次世界大戦中の日本軍だ、というではないか?鰻家こにょろ君ならずとも「へーっ!」と驚く話だ。
この鉄人はリモコンを持つ人次第で「善」にも「悪」にもなるところから、物語が展開していく。つまり、幼少のみぎりの我々にとっては、善玉の象徴として「金田正太郎少年」が存在していたのである。
今にして思えば、「金」とか「正」とか言うと、海を隔てた〃某独裁国家〃の主の顔がつい浮かんでしまうのだが…。
まあ、そんな事はどうでもよろし。一般的にはアニメ化されてから人気が出たようだが、その前の段階の「実写版」を観た記憶がかすかながらに残っている。
今改めてその映像を観ようものなら、恐らく笑ってしまうほどの〃出来栄え〃だろうが、アニメしか知らない世代に対するささやかな〃自負〃でもある。
スポンサーは確か「江崎グリコ」で、テーマソングが終わった後に〈グリコ!グリコ!」と連発されていたはずだ。余談だが、ライバルの「鉄腕アトム」は「明治製菓」の提供で、「マーブルチョコレート」というヒット商品があった(今もある?)。
話が飛びまくって恐縮だが、その商品のイメージガールが、上原ゆかりさんだった。その後、とんとその名を見かけないような気もするが、元気にされているのだろうか?
ところで、先般、我が家で「28号」ならぬ「2号さん」の話で盛り上がったことがある。どなたか亡くなった方が食卓の話題にのぼって、その表現を疑問に思った三男坊が「そい、なーん?」と聞いてきたので、さーて困った!
筆者がしどろもどろに「鉄人28号」の話で誤魔化そうとしていたら、母が素晴らしく機転を利かせて「2号は知らんばってん、8号と言うのは、ちょっと足らんあたんのごたっとば言うと」と締め括ってくれて一安心。
アルコールの勢いでつい調子に乗って「酒も女も2合(号)まで」という駄洒落を持ち出そうとしたが、空気を察知して取り止めた次第。正解!!
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