2010/06/08

チアガールに幻惑…?…島高&島農ラグビー健闘!!

4日開幕した第62回高総体も週をまたぎ、いよいよ〃佳境〃。7日午後には、島原高校剣道部が地元の島原復興アリーナで、団体戦の男女アベック優勝を目指して頑張っている。

と、そんなシチュエーションの中、筆者は諫早市内のホテルで開かれた十八銀行の事業説明会場から駆け付けて来たのだが、もう気はそぞろ…。早く拙稿にケリをつけて、その感動の瞬間を瞼に焼き付けたい一心でキーボードに向かっている。

しかしまあ、それはそれとして、我が家の三男坊がお世話になっている、これまた伝統ある「島高ラグビー部」の試合を土、日と2日間にわたって応援してきた。会場は佐世保高専グラウンド。久方ぶりに血湧き肉踊った!

1回戦の相手は佐世保南高校。風下に立った前半は相手チームに2トライされたが、いずれもゴールキックが外れて「0対10」で折り返し。

すぐ前の試合で長崎東が鶴洋(旧水産高)に零封されていたこともあり、不吉な予感が走ったが、後半戦に入ると見違えるように動きが良くなり、ナッ、ナント昨年に続く驚異の逆転勝利。「26対20」の〃快勝〃であった。

笑ったのは、前半の試合展開。相手側は地元開催ということで力も入っていたのだろう。総勢50人近い詰襟軍団&チアガールを繰り出しての大応援団。一方、島高勢はと言うと、ラグビーのルールも余り知らない素人応援団…。

ハラハラしながら遠目から応援していたのだが、どういうわけか、前半戦のスクラムもモールもチアガール付近にばかり集中しているではないか!?ふと誰かが口走った。「うちの○○はフトモモに弱かとやもんねー」(笑)…。

「しまった!こんなことなら、島原からフラガールの皆さんに応援をお願いしておけば良かった」と思い始めた矢先、コートが変わった途端に状況が一転した。

つまり、島高ラガーマン達は、チアガールのもとを離れたことで試合に集中できたもの、と想われる!?否々、これなどは趣味の悪い〃冗談〃だが、大会直前にやっと15人のメンバーが揃った俄か仕立てながら、彼らのチームワークは抜群であった。

試合後、彼らの表情は等しく晴れやかだったし、応援に駈け付けた保護者や学校関係者の喜びようも〃尋常〃ではなかった。誇張でなく、まるで「優勝した」かのようなハシャギぶりだった。

残念ながら、今年も2回戦突破はならなかったが、「勝つ喜び」も「負ける悔しさ」も味わうことが出来た彼らは〃幸せ者〃である。また、忘れてならないのは一緒に練習してきた島農の初勝利。互いに万歳だ。

島原に帰る車の中で選手の1人がしみじみと語っていた。「島原の水の美味さを再認識しました」と。さあ、次なる目標に向けてみんなガンバレ!