2010/06/03

これはもう〃情報革命〃…ティッピング・ポイント間近!!

予定していた『ターニング・ポイント』(番組)の出演予定者が急きょ「キャンセル」となり、今日は朝から手持ち無沙汰だ。と言っても、突然に出演話を持ちかけたのは当方なのだから、かえってご迷惑をかけたのではないか、と心配している。

「転機」「分岐点」などと訳されるこの言葉は、今やほとんど日本語に同化しているようでもあり、様々なインタビュー記事やテレビ番組なんかで見かけることもある。

ところで、まだ一般的には耳慣れないが、同じ「TP」という略称ながら、「ティッピング・ポイント」という別の言い方があるのをご存知か?別段「知ったかぶり」して言っているつもりなどないが、10年ほど前にこの言葉に出くわした時は、とても新鮮だった。

元々はマーケッティングの世界で使われている専門用語らしいが、これがなかなか「言い得て妙」的な意味合いを持つものであるから、こんなボンクラ頭でも忘れることができないでいるのだ。

提唱者は、同名の著作もある「マルコム・グラッドウェル」という英国生まれのジャーナリスト。ビジネス用語辞典によれば、「あるアイデアや流行、社会的行動などが、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと」とある。

後から「その瞬間」を振り返るという意味では、「ターニング」も「ティッピング」もそう大差ないような気もするが、ビジネス的な観点からすれば、後者の方がより直裁である。

筆者はある近しい人物の薦めでこの関係の書物を読み、その意図する所を肝に銘じて(古臭いなぁ…)日々の事業経営に取り組んできたつもりだ。率直に言って、それは経済用語でいう「損益分岐点」とは似て非なるものである。

巧く表現できないが、「数値」的な世界とはかけ離れた、人間の「感性」の集合体ではないか、という気がする(自分でも何を言っているのかよく分からないが…)。

つまりは、こういうことだ。新聞各社の世論調査で20%を切った鳩山内閣の支持率は、いわゆる逆の意味での「TP」を迎えたのではないか…。と、ここまで書き進めたところで、テレビでは辞任表明を報じているではないか!?

一方、こうした政局騒ぎとは別に、世間では「iPad」(アップル社)という画期的なITの端末機器が先月末に発売され、話題を呼んでいる。島原では扱っているお店がないので、必然的にネット通販で申し込んでいるのだが、それもおっつけ届くだろう。

断言する!これはもう「情報革命」だ。すなわち、「ティッピング・ポイント」に達するまでに、そう多くの時間は要すまい、と思う次第である。さて?