2010/09/08

福田議員の動向は?…『ターニングポイント』改め…

世の中には「寸鉄、人を刺す(殺す)」という特殊な才能を持ち合わせた、言葉遣いの〃名人〃がいるものだ、としみじみ思う。

少し話は古くなるが、「小淵恵三」「梶山静六」「小泉純一郎」の3氏の間で争われた、かつて自民党総裁選挙。調べてみたら今からもう12年も前のことだ。

その時、同党の衆議院議員でもあった田中眞紀子さんは、「凡人、軍人、変人による、在庫一掃ガレージセール」と、ものの見事に切って捨てた。

世間大衆は痛快無比なる〃歯切れの良さ〃に拍手喝采。とうとう、その年の「流行語大賞トップテン」に選ばれたほどだ。

その眞紀子さんが小泉政権下で外相を務めていた際の〃語録〃も忘れられない。「私が前に進もうと思っていたら、誰かがスカートの裾を踏んづけている。誰かと思ったら、首相だった」―。

時代移って、今次の民主党代表選。野党「みんなの党」代表の渡辺喜美さんが、同党の結党1周年記念会合で発した言葉も強烈だ。曰く「無策(菅)と暴走(小沢)の戦い」と。

お二人とも言わずと知れた大物政治家の〃二世〃であるが、このような機転の利いたセリフを聞かされると、あながち〃世襲〃が悪いとばかりは言い切れまい、とも思う。

まあ、そうした素人目線での論評はさて置くとしても、次期総理大臣を決める民主党代表選も開票日の今月14日まで、いよいよ残り1週間を切った。

今のところ、党員・サポーター票では、菅さんが圧倒的にリードしているような新聞・テレビの報道ぶりだが、全体の3分の2を占める国会議員票の行方次第ではまだ判らない。

時に、本県出身の国会議員の動向は?山田正彦(農相)、宮島大典の両氏、それに「小沢塾」出身の大久保潔重参議院議員を加えた3人は〃小沢支持〃で決まりだろう。

その中にあって、唯一〃異彩〃を放っているのが福田衣里子衆議院議員。いまだに〃旗幟鮮明〃にされていない、という。

典型的な「小沢ガールズ」の1人と目されていただけに、今後の動きにも注目が集まりそう。

※    ※   

お 知 ら せ

毎週、水曜日の夜は、CATVとFMのコラボ企画『ターニングポイント』(午後7時~同55分)を生放送でお届けしておりましたが、諸般の事情で衣替えすることと致しました。

急な話で恐縮ですが、9月いっぱいは改編準備作業のため、放送を取り止めます。10月からは新たに『当方見聞録~この人に会いたい~』(仮題)をお送りする予定です。

放送形態等につきましては現在、部内で協議を進めているところです。今後とも「カボチャテレビ」「FMしまばら」をどうぞ宜しくお願い致します。