防災避難訓練に臨む…11月21日は「家族の日」
当て字読みの典型だろうが、「11月」は「いい月」。その延長線上で、「11月22日」は「いい夫婦の日」だそうだ。
筆者が華燭(かしょく)の典(古臭いなぁ…)を挙げたのは、その翌日の「23日」であるから、2人いる義妹にとっては「いい兄さんの日」であるに違いないと思うのだが、幾つになっても〃風当たり〃はきつい。
せめては「勤労感謝の日」でもあるので、労(ねぎら)いの言葉の一つも欲しいところだが、お二方とも殊の外お忙しい様子で、このところナシのツブテだ。
今日(20日)はいつになく平穏な週末だ。小春日和が何日も続いているし、テレビでは「ダンロップ・フェニックス・トーナメント」の熱戦の模様がライブで流れている。
ほぼ1年前、まさに今放映がなされているその「コース」でプレーしたことがある。大会を間近に控えた中での、一種ワクワクするような緊張感が会場全体に漂っていたことを、今更ながら思い出す。
地場産の焼酎類(芋&蕎麦)は大売れしているし、タレント出身の知事は全国的な人気者だし、その時点で、後に世間を揺るがすような「口蹄疫」の問題が発生するなど、誰が予想できたろう…?
が、事実はまさに小説より奇だった。世の中、何によらず、一寸先は闇なのである。
そんな中、いよいよ明日(21日)には、噴火災害埋立地の安徳海岸一帯で、島原市の避難訓練(平成22年度)が予定されている。
筆者も報道機関の一人として参加するようにしているが、思い出すのは、20年近く前、瑞穂町で実施された県主催の防災訓練のこと。確か、大火砕流災害の少し前ではなかった。
印象的だったのは、ヘリコプターまで出動しての大掛かりな「消火活動」。だが、現実の火山災害は遥かにその「想定範囲」を超えたものだった。
事の道理だが、物事は何にしても、シミュレーション通りには運ばない。受験で例えるなら、模試通りの問題は本番ではまず出ない、ということだ。
大切なのは防災に対する基本的な「考え方」と「行動様式」である。その部分をしっかりと把握できれば、訓練としては成功である。
20日付けの新聞広告(サントリー・日経版)によれば、「21日」は「家族の日」だと。何故そうなのかの解説はないが…。
テレビ等でも時々取り上げられているが、全てにおいて混迷の度を深めている現代社会では、「夫婦」や「家族」という社会の最小単位でさえ、今や崩壊の危機を迎えている、という。
個々人の価値観まで踏み込むのは〃お節介〃の極みであろうから論評は控えるが、「いい夫婦・家族」の集合体が「いい社会」であることに間違いはあるまい。守らねば!!
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