雪の島原城天守閣…簡単には見せられません!!
初正月だったため、今年は極めてじみにスタートした。ただ、年越しの天候は例年になく荒れに荒れ、早くも「異変が起きやすい」という兎年独特の〃習性〃を先取りして想わせた。
そうしたわけで、今この時点において「明けましておめでとうございます」と言っていいのかどうか分からないが、とにもかくにも平成23年がやって来た。
1週間ほどが経ってもうすでに記憶が薄れかけているが、大晦日から元旦にかけては、島原地方は思いもよらぬ「雪景色」に覆われた。
となれば、我が家の庭(上の町)も風情ある、立派な「日本庭園」に一挙に変身だ。誰だ、「ボロ隠し」なんて言っているのは?
とにかく朝起きて窓を開けたら、一面「白銀の世界」が広がっていたので、デジカメ片手に撮影に出かけた(12月31日)―。
おっ、氷が張っているではないか!計ってみたら、5ミリほどもある。が、さして冷たくはない。
スリッパ履きのまま植込みの状況を観察。色鮮やかな紅の花弁と葉っぱの緑が雪の白地に栄えて、見事なまでの対照美。朝日を浴びた氷柱(つらら)の輝きはダイヤモンドのようだ。
さらに〃夢遊病者〃のような足取りでフラフラと近くの堀端へ。陳腐な表現で恐縮だが、うったまげてしもーた!前年大晦日の島原城の美しさはそれほどまでに〃格別〃だったのだ。
ひたすらシャッターを押しながら、絶好のビューポイントと言われている八尾病院前まで移動。すると、すでに〃先陣〃がいた。失礼、いらっしゃった。
ほかでもない、堀端(城内)にお住まいの宮崎圭介先生だった。少し解説を加えるなら、宮崎さんは「二科会」の重鎮で、故西川清人さんの師匠筋。
つまり、筆者にとっては師匠の師匠に当たる、やんごとなきお方なのである。もっとも、これは筆者サイドの勝手な思い込みで、正式な「弟子」として認められたものではない…。
「今日はまた特別にキレカですね!」と興奮気味に語りかけると、「はよこっちに来んね。ここが良かポイントばい」と、やさしく導いて下さった。
移動を終えると、ひとたび雲に遮られた陽光が再び姿を現した。と、時を同じくして、白亜の天守閣が黄金色に輝き、凍りついた蓮田の湖面にその雄姿をクッキリと映し出していた。
何十枚シャッターを押しただろうか…。気付いた時には蓄電池がなくなりかけていた。
本来なら写真を掲載した上で、自慢げに解説を加えたいところだが、今日のところは止めておこう。これは天が配剤して下さった、先生と筆者二人だけの〃宝物〃だ。そんなに簡単に公表できようか?
なぁ~んちゃって!読者の皆様、今年もどうぞこのバカと、我慢強くお付き合い下さい。それでは、ゴキゲンヨー!!
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