福神漬けのルーツは?…オバマもJALもケジメの日
年が改まって早3週間。暦の上で言うと、今年の「大寒」(二十四節気の一つ・年間を通じて「最も寒い日」と言われている)は20日だという。
別の角度で言えば、この日はバラク・オバマ氏が黒人初の米国大統領に就任して丸2年。また、日本のナショナルフラッグだった「JAL」の経営が破綻して満1年だ。
昨今のニュースによれば、オバマ大統領の支持率も順調に回復しているようだし、一方の新生JALも数々のリストラ効果で待望の「上昇気流」に乗ったとか…。まずはメデタシ&メデタシ!
ところで、それはそれとして、子供の頃の記憶で言えば、「大寒」というのはピンと来ないが、「二十日(はつか)正月(しょうがつ)」という響きには懐かしさを覚える向きも多かろう。
有体に言えば、「正月気分もここまで」という時節的な区切りのこと。ここで「節気」云々を持ち出せばコンガラガッテしまうが、そう考えれば実に解かり易いですよね、皆さん!
話は変わるが、一昔前のテレビCMに「お節(せち)も良いけどカレーもね!」というのがあったが、筆者の場合、3日に1度は「カレー」と「チャンポン」が欲しくてたまらなくなる。
最近のカレーでお気に入りは一番街アーケードの弁当屋さんで買うパック入りの〃逸品〃。ルーのみで220円だったか?これをアツアツのまま自宅に持ち帰って、2回に分けて食べるのが何よりの楽しみだ。
そのカレーに付き物なのは「福神漬け」だが、前々からどうしてそう呼ぶのか?不思議でならなかったので、今回改めて調べてみることにした。
結果、分かったことは、ルーツはあの有名な東京の老舗「酒(しゅ)悦(えつ)」(創業1675年)。何でも、江戸時代末期から明治の初めにかけて、当主の野田清右衛門という方が考案したものだそうだ。
したがって、元々それは「商品名」だったが、「由来」については、酒悦の店の所在地が上野・不忍池にあったことから。そこに祀られている「弁財天」にちなんで、戯作者の梅亭金鷲が命名したものだ、という。
材料は〃縁起〃を担いで、ダイコン、ナス、レンコン、カブ、ウリ、シソ、ナタ豆の7種(七福神)が入っているのだとか。へー、単なる〃添え物〃なんかでなかったんだ!!
一方、ライバルでもなかろうが、「らっきょう」も「福神漬け」と並ぶ〃カレーの友〃。ただし、こちらの原産地はぐっと国際色豊かで中国・ヒマラヤ地方。漢字で書くと「辣韮」だそうだから、ニンニクやニラの近い縁類であろう。
さぁー今日も寒そうだけど、昼には何を食べようか…。カレー、それとも風水で〃金運〃が上昇すると言われている「大寒卵」入りのチャンポン?
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home