どこにもいる卑劣な輩(やから)…アカギレより心の痛みが…
右手親指の先っぽにアカギレができて痛い。風呂上り後、テレビドラマを熱心に観ていた母に、「何かクスリはありませんか?」と尋ねたら、「水仕事もせんとに…」と一蹴された。
予測された、もっともな反応ではあったが、現実にできたものは仕方がない。そこで、釈明に代えてこう申し上げた。
「何をおっしゃいますか、お母様。私も貴方も24時間『し水浸け』の毎日ではないですか?」。母は「フン!」という言葉を残して、そそくさと寝支度を始めた――。
昨日の日曜日から県外に出ている。今日は朝早くから文字通りの「雪国」へと向かう。大切な用事を抱えているのだが、何だか「遠足」に出掛けるようなウキウキした気分がしないでもない。
そりゃそうだろう!南国生まれの人間にとって「雪」はまったくの別世界だ。加えて、北国は「美形」の産地だ。どんな「素敵な出逢い」が待ち受けているやも知れない…。
そんなハヤル心を抑えながら、かつまたアカギレの指先を気遣いながら、先ほどから持参した携帯パソコンに向かっている。
普通はこんな時間帯(午前3時過ぎ)に起きて仕事はしないので、まったくもって変な気分だ。兼好法師の言う「アヤシウコソモノグルホシケレ」とはこんな感覚だろうか?
ふと手を休めて顔を上げると、正面の鏡(ビジネスホテル)にくたびれた顔が大写し。こうやって鏡を眺めること自体が珍しいのだが、気付かぬ間にまた「老化」が進んでいるようだ。
「ありゃ、右瞼の下にシミ、いやイボんできちょっ!」「それにしても、白髪ん多さ!」―。とても正視するに堪えないので、再びパソコンに集中!?
時に、霧島噴火は大丈夫なんだろうか?ネット情報によれば、土石流に備えて2千5百人もの人々に避難準備情報が発令されているとも言うし…。
それより何より無性に腹が立ったのは、地域住民の不安に乗じて、「降灰除去」を謳った新手の詐欺商法が登場したこと。
まったく何を考えているのやら、と嘆きたくもなるが、当地でも平成3年9月の台風17号、19号災害直後に、安中地区の警戒区域内に入って屋根瓦を転売していた「窃盗事件」のことを憶い出した。
犯罪そのものに序列を付けるのも何だか変な話ではあるが、こうした「火事場泥棒」のような行為は一言でいって「卑劣」極まりない。
ただ、洋の東西を問わず、そうした輩はどこにもいるようで、混乱が続くエジプトでもツタンカーメン像などが盗まれた、とのニュースも。
アカギレそのものも痛いけど、こうした愚かしい人間の行為は、何とも心が痛む。
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