2011/02/18

分かる、伝わるその思い…「サラリーマン川柳」で爆笑!!

「ある」ことも、そして「面白い!」ということも以前から知ってはいたが、初めてじっくり読ませていただいて思わず大爆笑してしまった。17日に発表された、恒例の『サラリーマン川柳』(百句)=第一生命主宰=のことだ。

普通なら間髪置かず『天声人語』はじめ全国紙の一面コラム担当者が代表的な作品をいくつか取り上げ、辛辣(しんらつ)に、また時に面白おかしく「世相を斬る」材料に使うところだろうが、残念ながら今年はまだ掲載されていない。

何故そうなったか知る由もないが、恐らく「サラリーマン」という括りに象徴される一般庶民のうっ屈した思い(悲哀感)なんかよりもっと他に、今日(18日)の時点で書き記しておきたい「旬の素材」があったのだろう…。

関連資料によると、この企画は今年で24回目。個人的な例えで恐縮だが、ほぼ筆者の結婚後の「時歴」と一致している。誤解を恐れずに言うなら、ここで語られている思いはすべて仕事や結婚生活上の「ボヤキ」に他ならない。

辞書でその意味を引くと、「ぐずぐず(ぶつぶつ)と、不平(泣きごと)を言う」などと書かれている。その特性を最大限「武器」にして「人気」を集めているのが、前・楽天イーグルス監督の野村克也氏だ。

野村氏ほどの「タヌキ」になれば、本当に言い伝えたいこと(「ホンネ」の部分)を巧みに押し隠しながら、「ボヤキ」という手段でもって広く大衆に訴え掛けることが可能だ。勿論、脇に立つ奥様の名リードぶりも見逃せない。

イカン!イカン!話が脇道に逸れてしまったようだが、とにかくネットを利用できる環境にある方なら今すぐ第一生命のサイトを開いて下さい。そこに掲載されているのはいずれも思わず膝を叩いてしまうほどの出来栄えですから。

独断と偏見で、筆者が特に気に入った作品を何句か紹介させていただく。どうか腹の底から笑って下さい。笑えないとすれば、貴方、相当お疲れですよ!

「指舐めて ページをめくる アイパッド」「老人会 65才は パシリ役」「ときめきは 四十路(よそじ)過ぎると 不整脈」「久しぶり~ 名が出ないまま じゃあまたね~」「クラス会 あのマドンナが デラックス」。

本音を言えば、全部紹介したいところだが、それではいかなる「雑文書き」といえども、些かプライドに傷がつく!?それじゃ、何か気の利いた事でも書けよ!と言われても、疲れ切った頭では…。ここは一つ恥も外聞もかなぐり捨てて、直近5年間の1位作品でお茶を濁すか!

「仕分人 妻に比べりゃ まだ甘い」「しゅうち心  なくした妻は ポーニョポニョ」「『空気読め』 それより部下の 気持ち読め!!」「脳年齢 年金すでに もらえます」「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」。以上です。