今こそ無人化工法を!!…心温まる両陛下のお振舞い
どうしても外せない〃用事〃があって、昨日から上京している。例年なら桜の開花や入学シーズンに合わせて盛り上がっているはずの東京も、今年はさすがにおとなしい。
モノレールの車内灯も移動の途中で切れた。心なしか道行く人々の姿にも元気がない。まあ、このご時世だから仕方のない話ではあるが…。
ところで昨日、訪問先の待合コーナーで読んだ『産経抄』(30日付)に雲仙・普賢岳災害のことが取り上げられていた。もちろん、今次の大震災になぞらえての話である。
要諦を引くとこういうことだ。普賢岳災害当時に採用実績を持つ、GPS機能を使った、あの画期的な「無人化工法」(国交省)を、なぜいま原発事故の処理に役立てないのか、と。
なるほど、考えてみれば確かにそうだ。距離的スケール等の差異はあっても、原理・原則論に立てば、その指摘は的を射ている。20年近くが経って、その方面の技術革新も相当に進んでいるはずだ。
時代劇なら「殿(総理)、ご決断を!」と老中など周囲の重鎮が激しく迫るところであろうが、どうやら総理は「勉強好き」と言うか、なかなか「慎重居士」なようで、同コラム子が放つ〃舌鋒〃は鋭い。
普賢岳の話が出たついでに、天皇皇后両陛下のことを持ち出すのは不謹慎であるが、これも何日か前の『産経抄』で知った。
なんと両陛下はもう2週間も前から、自主的に第1グループの「計画停電」に協力され、日によっては、ロウソクや懐中電灯のもとで夕食を摂られている、というのだ。
お揃いで東京武道館(足立区)をご慰問されたニュースが今日31日付けの紙面でも紹介されているが、これもまた普賢岳関係にとっては「デジャビュ」(既視感)の光景である。
自ら膝を折られ、被災者と同じ目線の高さで言葉を交わされるお姿は、20年前と寸分も変わらない。比較にもならないが、過日の東電副社長の「中腰」での謝罪対応をつい思い浮かべてしまう。
話は変わるが、いま東京は知事選の真っ最中である。街には候補者のポスターが掲示されているが、立ち止まって眺めている者など、まずいない。
現職やタレント出身の他県知事経験者、若手辣腕経営者に交じって、今回も「ドクターN」の〃顔〃が見える。今話題の「フェースブック」を前面に押し出した新人(類)もいる。
残念ながら「百花繚乱」の華やかさには遠く及ばないが、強力なリーダーシップの持ち主であることが〃必須条件〃であろう。
現職の石原さんに言わせれば、東京は「頭脳」であり「心臓」なのだ、と。しかし、それ以前に、そうした虚飾に満ちた繁栄を多方面から支えているのが「地方」であることも、どうぞお忘れなく!!
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