2011/05/28

パン欲しさについ…えっ「小笹(おざさ)」がネットで!?

行って来ました、朝一で!アンパン欲しさに、ユニクロまで!

たまたま前日開いたヤフーの検索画面で見かけた同社の「創業祭」のことが気になり、オリコミで調べてみたら、島原店でも28日早朝限りでやっていた。

別段〃早起き〃は苦手ではないので、スルリと布団を抜け出し、降りしきる雨の中を愛車を駆って出掛けた、という次第だ。着時刻は5時半。そしたら居た!居た!同じ目的を持った〃仲間たち〃が。

「ヒー、フー、ミー…」。数えてみたら、筆者は15番目だった。アンパンとお茶を貰えるのは先着100名だったので、この時点で権利発生!

割り込むつもりなど毛頭なかったが、雨宿りがてらに飛び込んだ軒下には〃トップ3〃の方が礼儀正しく並んでおられた。

と、隣のご夫婦連れの方から突然に話かけられた。「アンタ島原新聞の『し』やろ?毎日、こがん早起きさすと?」。「えっ、まあ…」。

シドロモドロしているうちに、白い雨合羽を着た店員さんがお目当てのご褒美とともに、1万円相当の商品が当たる抽選券を配ってくれた。

開店まではまだ少し時間があったが、すでに店内は〃臨戦態勢〃の様子。シャッター越しに、気合いの入った「おはようございます!」の朝礼の声が漏れ聞こえてくる。

そして〃予告〃の6時少し前、扉が開いた。とは言っても、筆者の場合、特に何かを買おうと思っていたわけでもなかったのでハタと困った。さりとて、いくら何でもパン・茶だけ貰ってそのまま帰るわけにもいかないので、一通り店内を〃物色〃。

ただ、ここから先が問題!「Tシャツの1枚でも…」と思っていたのが、まるで〃魔法〃にでもかかったように、〆て5千850円もの〃衝動買い〃と相成ってしまった。

最終的にどれくらいの人が入ったのか皆目見当もつかないが、仮に1人当たり5千円買ったとすれば、半時間足らずで50万円の売り上げか…。

帰りの車の中で「こんなに似たようなモノばかり沢山買ってどうすんの?」と、ひとしきり自己嫌悪に陥ることしきり。と同時に、商売の〃妙味〃について考えてみた。

東京・吉祥寺の商店街にテレビ等でも幾度となく紹介されたことがある、有名な和菓子のお店がある。その名を「小笹(おざさ)」という。

ここの羊羹(ようかん)や最中(もなか)を買おうと思ったら、遅くとも朝の5時前から並んで、3~4時間は待たなければならない、というのが〃通説〃だった。それが、最近ではネットでも買うことができるようになった、というではないか!?

「時代が変わった」と言えばそれまでだが、かつては我が「東京・島原寮」の専属バイト先だったとも言うし、何とも複雑な思いだ。つくづく、商売とは難しい…。